ヘッジホッグ―アブない金融錬金術師たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 422p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532352400
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C3033

内容説明

名門投資銀行を率いた大物ヘッジファンド屋の告白!生死を賭けた市場との闘い、莫大な報酬と名声、強烈なストレスと不安―。奈落と絶頂が隣り合わせの苛酷な世界を赤裸々に語った全米話題作。

目次

ヘッジホッグの宴
夢見るゴールデン・ボーイたち
石油の空売りで大勝負
根性なしに空売りはできない
さあファンドを売り込め!
全国資金集め紀行
運用開始前夜―甦る悪夢
ヘッジホッグの多彩な面々
長期サイクルという分水嶺
生き残りを賭けた闘い
「見える目」を持つ男たち
波動のお告げと集団思考の罠
インターネット舞踏会に現れたピエロ
偉大な投資家は皆、厳しいマニアだ
パフォーマンスの切れ目が縁の切れ目
正味のリターンで考えろ
投資の三つの宗派―グロース、バリュー、何でもあり
大きいことは悪いこと
バブルと狂信の徒
ウォール街 世にも不思議な物語
ケインズは元祖ヘッジホッグ

著者等紹介

ビッグス,バートン[ビッグス,バートン][Biggs,Barton]
イェール大学卒。名門投資銀行モルガン・スタンレーで、世界最高峰とされる同社リサーチ部門を立ち上げると同時に運用部門の設立にも携わり、30年間にわたって同部門を率いた。チーフ・グローバル・ストラテジストとして、1990年代後半以降、インスティテューショナル・インベスター誌の人気投票で繰り返しNo.1に選ばれるなど、金融業界の花形ストラテジストとしても活躍。2003年6月退社。同僚と3人でヘッジファンド、トラクシス・パートナーズを設立。現在運用するファンド純資産は約16億ドル。主要国を講演行脚するほか、CNBCをはじめマスコミへの出演は300回を超える

望月衛[モチズキマモル]
大和投資信託審査部。京都大学経済学部卒業。コロンビア大学MBA。CFA、CIIA(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

飯田健雄

5
株・債権・為替をやっている人には必読の本。「こうやったら儲かる」という本ではない。第20章の証券マンの末路が圧巻、とにかく、資金運用をしている人、これから始めようとする人には、考えさせられる本である。2015/05/06

星空の挑戦者

3
ヘッジファンド業界の実態をあからさまに記した実話。動く金が大きければとりまく人間たちも奇っ怪なのがゾロゾロ。興味深いというか関心したのがこの業界の人間は相当な読書家であること。ジャンルが広く、特に詩を好む者が多いらしい。莫大な報酬か首つりか?顧客から大金を預かる仕事は相当なストレスと思うが一編の詩が心を潤わせるのだろうか。2010/09/30

Tao Yamamoto

2
ヘッジファンド業界における裏話が詰まっているノンフィクション。優れたPE運用者も短期的にはベンチマークに負けることがありその瞬間に投資家は離れてしまう。その結果過度の新陳代謝が起きている業界。優れた運用者であれば短期的な勝ち負けで切り離さずにホールドすることで理想的なIRRを実現できるということがわかる。2014/12/21

Kazuma

1
ヘッジファンドの話かとおもったら、運用業界全体にいて網羅的に書かれていてすごく面白かった2005年時点での将来見通しみたいなのがわかったのも面白かった2015/02/12

mejiro

1
「天体の動きは計算できるが、人びとの狂気は計算できない」かの有名なニュートンもケインズも痛い目を見た金融市場。その恐ろしい場所で優秀な頭脳とパワフルな行動力で戦う人達の姿に圧倒される。狂ってるけどすごくエネルギッシュな世界でおもしろい。2013/12/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/219525
  • ご注意事項

最近チェックした商品