出版社内容情報
資源インフレによって巨大な経済力を手にする一方、民主化の後退など数多くの懸念を抱えるロシア。
日本からは見えにくいロシアの政治経済の実像を明らかにし、国際関係の中でどのように位置づけるべきかを提示する。
内容説明
無名のプーチンがなぜ権力を奪取できたのか?なぜ民主化は止まってしまったのか?混沌の経済を本当に支配しているのは誰なのか?日米欧のロシア通による最良の政治経済ガイド。
目次
第1章 共産主義崩壊以後のロシア―エリツィンからプーチンへ
第2章 国家再建2000―2003年
第3章 改革から統制へ2003―2006年
第4章 ロシアとアメリカとG8
第5章 ロシアとヨーロッパ―古き隣人と新しき隣人
第6章 ロシアとアジア―得られぬ発展の果実
第7章 ロシアの未来―人間開発の本道へ?
終章 三極はロシアにいかに対応すべきか―戦略的パートナーシップか、実利的エンゲージメントか
解説 ロシアとどう向きあうべきか
著者等紹介
渡邊幸治[ワタナベコウジ]
(財)日本国際交流センターのシニアフェロー。東京大学卒業後、外務省入省。情報調査局長および経済局長を務める。1957―58年、ブリンストン大学ウッドロー・ウィルソンスクール客員研究員。1973―74年、ハーバード大学国際問題研究センター客員研究員。1974―76年、在南ベトナム日本大使館参事官。1981―84年、駐中国日本公使。1988―89年、駐サウジアラビア日本大使。1992―93年、駐イタリア日本大使。1993―96年、駐ロシア日本大使。また、外務審議官として1990年のG7ヒューストン会議および91年のG7ロンドン会議ではシェルパ(首相の個人代表)、日米構造問題協議では日本側共同議長を務める。その後、国家公安委員会委員、アジア欧州財団(ASEF)理事、(社)日本経済団体連合会特別顧問を経て、現在は(財)国際文化フォーラム理事長
長縄忠[ナガナワタダシ]
1962年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科人文地理学専攻課程卒業。同大学院博士課程中退。国立フィリピン大学ディリマン校客員助教授。アテネオ・デ・マニラ大学非常勤講師。帰国後、英語教育と翻訳業に転ず(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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