プーチンのロシア―21世紀を左右する地政学リスク

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532352295
  • NDC分類 312.38
  • Cコード C1234

出版社内容情報

資源インフレによって巨大な経済力を手にする一方、民主化の後退など数多くの懸念を抱えるロシア。
日本からは見えにくいロシアの政治経済の実像を明らかにし、国際関係の中でどのように位置づけるべきかを提示する。

内容説明

無名のプーチンがなぜ権力を奪取できたのか?なぜ民主化は止まってしまったのか?混沌の経済を本当に支配しているのは誰なのか?日米欧のロシア通による最良の政治経済ガイド。

目次

第1章 共産主義崩壊以後のロシア―エリツィンからプーチンへ
第2章 国家再建2000―2003年
第3章 改革から統制へ2003―2006年
第4章 ロシアとアメリカとG8
第5章 ロシアとヨーロッパ―古き隣人と新しき隣人
第6章 ロシアとアジア―得られぬ発展の果実
第7章 ロシアの未来―人間開発の本道へ?
終章 三極はロシアにいかに対応すべきか―戦略的パートナーシップか、実利的エンゲージメントか
解説 ロシアとどう向きあうべきか

著者等紹介

渡邊幸治[ワタナベコウジ]
(財)日本国際交流センターのシニアフェロー。東京大学卒業後、外務省入省。情報調査局長および経済局長を務める。1957―58年、ブリンストン大学ウッドロー・ウィルソンスクール客員研究員。1973―74年、ハーバード大学国際問題研究センター客員研究員。1974―76年、在南ベトナム日本大使館参事官。1981―84年、駐中国日本公使。1988―89年、駐サウジアラビア日本大使。1992―93年、駐イタリア日本大使。1993―96年、駐ロシア日本大使。また、外務審議官として1990年のG7ヒューストン会議および91年のG7ロンドン会議ではシェルパ(首相の個人代表)、日米構造問題協議では日本側共同議長を務める。その後、国家公安委員会委員、アジア欧州財団(ASEF)理事、(社)日本経済団体連合会特別顧問を経て、現在は(財)国際文化フォーラム理事長

長縄忠[ナガナワタダシ]
1962年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科人文地理学専攻課程卒業。同大学院博士課程中退。国立フィリピン大学ディリマン校客員助教授。アテネオ・デ・マニラ大学非常勤講師。帰国後、英語教育と翻訳業に転ず(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズツキ

5
序盤はロシアの近代史を大まかに理解するうえで良い。そこらの新書よりも簡易で、最適かも。2017/03/08

シロクマとーちゃん

0
エリツェンやゴルバチョフが雄弁な政治家という印象なのに対し、プーチンは寡黙な人物という印象だ。しかし、そのプーチンが今日のロシアの舵取り役として最も長く君臨している。それは権威主義的民主主義というロシア特有の政治的土壌とも関係する。共産主義崩壊後のロシアの状況が、よく分かる本。2014/02/25

メルセ・ひすい

0
8-17 赤76 一貫性を欠き矛盾と逆説のオンパレード 国内に両極論をかかえながら、それを一つにまとめてはいる・・・? 粛清の名手。KGBの優等生。周囲に同等の力量が無い★幸運!運は抜群 これが政治家の第一条件。 なぜ民主化は止まってしまったのか、混沌の経済を本当に支配しているのは誰なのか…。矛盾だらけの大国の謎を解く。ロシアを熟知した日米欧の著者陣が描く、ロシアをバランスよく理解できる最良の入門書。                 2007/01/25

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