内容説明
郷土の歴史に埋もれていた武将茶人の吉田織部を発掘、その創造精神に基づき、岐阜県が取り組む地域ブランド戦略とは…。地域に根付き国際市場を睨んだ産業・文化振興のあり方について、一つのモデルを提示。
目次
1 オリベイズムを見る(織部の精神が生み出したもの;現代に通じるイノベーター・古田織部 ほか)
2 オリベイズムを読む(海外市場に再生をかける;美濃和紙の良さを生かす ほか)
3 オリベイズムを探る(今も引き継がれる匠の文化―岐阜県の地場産業;新たな「価値の創出」、オリベプロジェクトの展開 ほか)
4 オリベイズムを聞く(梶原知事に聞く―「織部」から「オリベ」へ、地域文化と産業の再興を図る)
著者等紹介
森野美徳[モリノヨシノリ]
1950年、鎌倉市生まれ。72年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒。同年、日本経済新聞社入社。編集局地方部記者、編集委員などを歴任。99年、東京工業大学大学院博士課程(社会工学専攻)単位取得満期退学。2002年3月から日本経済研究センター主任研究員。都市政策、地域経済の専門ジャーナリストとして活動する傍ら、慶応大学大学院政策・メディア研究科非常勤講師、東京都立大学都市研究所客員研究員を兼任
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