内容説明
企業経営、地方都市間の競争、幹部の世代交代、法整備、国民意識など、多方面から「資本主義国・中国」の行方を占う。
目次
第1章 原始資本主義の中国、法治・民主・公平が課題
第2章 私営企業の台頭、経済・社会・政治の変革促す
第3章 中国企業、市場重視・人材活用で競争力高める
第4章 都市序列、資本主義競争で激変
第5章 次代担う米国留学組幹部、汚職・腐敗解決がカギ
第6章 中国の市場経済化、一〇年後に八割
第7章 市場経済化、行政・金融改革で大幅向上へ
第8章 急ピッチで資本主義化に対応する法律、運用透明化がカギ
第9章 報道の規制緩和などで急速に広がる市民社会意識
第10章 資本主義目指す中国の改革、途上国のモデルに
第11章 市場経済化進むが政府の干渉残る―「五~一〇年後の中国経済」エコノミスト・アンケート
著者等紹介
鮫島敬治[サメジマケイジ]
日本経済研究センター客員研究委員。1932年中国生まれ。47年大連から引き揚げ、56年大阪外国語大学卒業、日本経済新聞社入社。64年日中記者交換実現に伴い初代北京特派員。70年以降は論説委員、論説副主幹、取締役大阪編集局長、常務東京編集局長、専務国際担当などを歴任、95年日本経済研究センター研究顧問、98年から現職、大阪産業大学客員教授。この間、東京外国語大学講師(中国経済論)、対外経済協力審議会委員、日本記者クラブ理事長などを兼務
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