出版社内容情報
本格回復はいつ? イラク戦短期終結後のアメリカ経済の動向に世界の注目が集まる。マクロのみならず産業・技術などミクロの視点から、90年代高成長を可能にしたアメリカ経済の強さの源を解明、再復活への道筋を描く。
内容説明
ITバブル崩壊で大きく傷ついたアメリカ経済。だが、90年代高成長をもたらした強靱なミクロパワーは今なお衰えていない。底知れぬ成長力の源を探り当て、アメリカ経済を展望する。
目次
第1章 長期経済成長の終焉(景気拡大の終わり;不況のきっかけは在庫調整 ほか)
第2章 高まる構造不況論(ニューエコノミー論への懐疑;信用リスクの高まり ほか)
第3章 九〇年代高成長のメカニズム(九〇年代の高成長を振り返る;高成長を可能にした要因 ほか)
第4章 アメリカ経済はどこまで傷ついたか(ITバブル崩壊のマグニチュード;アメリカ経済を支え続けるミクロの強さ)
第5章 アメリカ経済は沈まない(メッシュ型経済構造の強さ;アメリカ経済の展望 ほか)
著者等紹介
杉浦哲郎[スギウラテツロウ]
1954年生まれ。1977年早稲田大学政治経済学部卒業、富士銀行(現みずほファイナンシャルグループ)入行。同行調査部、富士総合研究所研究開発部主任研究員、ニューヨーク事務所長、経済調査部長などを経て、2002年10月より、みずほ総合研究所執行役員、チーフ・エコノミスト
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