集客都市―文化の「仕掛け」が人を呼ぶ

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532350130
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C3036

出版社内容情報

外人観光客の目的はTDLやUSJなのに、観光ポスターはいまだ寺や大仏。世界の名所が歴史、自然、イベントなどのおもしろ要素をどう演出しているかを紹介しながら街の活性化戦略のヒントを提示する異色の都市論。

内容説明

時間、自然、消費、五感、恋愛行動、景観、ノスタルジーなど多彩で文化的な切り口に「物語性」を付与することで、それぞれの町の特性を活かしたユニークな情報発信地へと変える方法をさぐる、新しい都市の見方。

目次

第1章 ビジターの都市
第2章 テーマパーク化する環境
第3章 歴史という見世物
第4章 自然というプレゼンテーション
第5章 時間のデザイン
第6章 消費を演出する
第7章 感覚の装置化
第8章 景観を文化化する
第9章 恋愛行動の空間化
第10章 劇場都市のヴィジョン

著者等紹介

橋爪紳也[ハシズメシンヤ]
1960年大阪市生まれ。84年京都大学工学部建築学科卒業。90年大阪大学大学院工学研究科博士課程修了、京都精華大学人文学部専任講師。京都精華大学助教授、同大学創造研究所長等を経て、現在、大阪市立大学大学院文学研究科助教授、工学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

摂津の鰻。

3
情報は古いが、非常に読みやすく、課題の参考になりました。2019/12/04

センケイ (線形)

0
旅行者も都市のメンバーとして扱うこと、古くなったバブル期の建造物や空白地帯にも物語を吹き込んでアトラクションとして扱うことなど、人口減少社会において都市の力を取り戻す観点を集約している。新陳代謝していくさまをひっくるめて歴史・文化として扱う例や、特定の五感たとえば匂いに特化したコンテンツ作りの例など、文化とは何かを改めて考えることさえできそうな示唆に富んでいる。またガイドブックの例として挙げられている、狙撃兵に包囲された中生き抜く手法を述べたサラエボ旅行案内が、強く印象に残った。2016/01/30

aof

0
10年以上前の本だからかもしれないけど、やっぱり今とは視点が違うなー。今はよりローカルな地域性に基づいたグローバルな視点が求められてる気がするから、都市論もその部分が入ってないと、浮ついちゃうんじゃないかな。2014/01/15

taco

0
2025万博のヒントになれば…。 流動人口 交流社会 ビジターというまちづくりの担い手 触覚、嗅覚、味覚 その場でしか体験できないもの 風土と環境、風景と景観 都市における文化の混合、そして文明が 恋愛文化、家族文化を創造する現場 2019/09/16

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