ANTHRO VISION―人類学的思考で視るビジネスと世界

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ANTHRO VISION―人類学的思考で視るビジネスと世界

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  • サイズ 46判/ページ数 353p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532324483
  • NDC分類 301.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

『サイロ・エフェクト』著者最新作!

◆なぜ経済学やビッグデータ分析は、問題解決に失敗するのか?

◆社会科学とデータサイエンスの融合で、人類学的知見が果たすべき役割とは? 

◆FTのトップジャーナリストが、広い視野から事象を分析する人類学の思考フレームワークを解説。

◆「見えていないもの」を正しく「見える」ようにする。
現代社会に必須の知的ツール、人類学的思考法の使い方。

◆現代社会の知的ツールが、機能不全に陥っている。経済予測、選挙の世論調査、金融モデルは外れてばかりだ。こうしたツールは、世界はごくわずかな変数で分類・把握できるという前提に基づいて設計されている。視野が狭いのだ。

◆世界が安定していて、過去が未来の参考になる時代なら、それでもうまくいくかもしれない。だが変化の激しい時代、「ブラックスワン」「極端な不確実性」「未知の未来」に直面しているときは、狭い視野は危険だ。

◆ビッグデータをAI(人工知能)がどれだけ処理しようとも、そこから導き出されるのは「WHAT」だけである。事象の原因、「WHY」にはたどり着けない。

◆いま求められるのは、広い視野と「WHY」を突き詰める視点である。「未知なるものを身近なものに」「身近なものを未知なるものに」変化させ、隠れたパターンを見いだすツールである。

◆本書では人類学者のように「虫の目」で世界を視て、「鳥の目」で集めた情報と組み合わせることで「社会的沈黙」に耳を澄ます技術「アンソロ・ビジョン(人類学的視野)」を紹介する。

◆フィナンシャル・タイムズ紙(FT)のトップジャーナリストが執筆した話題作。

内容説明

いま求められるのは、広い視野と「WHY」を突き詰める視点である。「未知なるものを身近なものに」「身近なものを未知なるものに」変化させ、隠れたパターンを見いだすツールである。本書では人類学者のように「虫の目」で世界を視て、「鳥の目」で集めた情報と組み合わせることで「社会的沈黙」に耳を澄ます技術「アンソロ・ビジョン(人類学的視野)」を紹介する。フィナンシャル・タイムズ紙(FT)のトップジャーナリストが執筆した話題作。

目次

まえがき もうひとつの「AI」、アンソロポロジー・インテリジェンス
第1部 「未知なるもの」を身近なものへ(カルチャーショック―そもそも人類学とは何か;カーゴカルト―インテルとネスレの異文化体験;感染症―なぜ医学ではパンデミックを止められないのか)
第2部 「身近なもの」を未知なるものへ(金融危機―なぜ投資銀行はリスクを読み誤ったのか;企業内対立―なぜゼネラル・モーターズの会議は紛糾したのか;おかしな西洋人―なぜドッグフードや保育園におカネを払うのか)
第3部 社会的沈黙に耳を澄ます(「BIGLY」―トランプとティーンエイジャーについて私たちが見落としていたこと;ケンブリッジ・アナリティカ―なぜ経済学者はサイバー空間に弱いのか;リモートワーク―なぜオフィスが必要なのか;モラルマネー―サステナビリティ運動が盛り上がる本当の理由;アマゾンからAmazonへ―誰もが人類学者の視点を身につけたら)

著者等紹介

テット,ジリアン[テット,ジリアン] [Tett,Gillian]
FT米国版編集委員会委員長。米国版エディター・アット・ラージ。ケンブリッジ大学にて博士号(社会人類学)取得。フィナンシャル・タイムズ紙(FT)入社後、ソ連崩壊時の中央アジア諸国を取材。その後、東京支局長もつとめる。イギリスに戻り「Lexコラム」担当。金融ジャーナリストの最高の栄誉ウィンコット賞を受賞したほか、ブリティッシュ・ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー賞、コラムニスト・オブ・ザ・イヤー賞、ビジネス・ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー賞などを受賞。米国版編集長を経て現職。著書『愚者の黄金』(ファイナンシャル・ブック・オブ・ザ・イヤー賞受賞作)など

土方奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。日本経済新聞、日経ビジネスなどの記者を務めたのち、2008年に独立。2012年モントレー国際大学院にて修士号(翻訳)取得。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroo Shimoda

8
鳥の目のデータ分析に対し虫の目の観察。アウトサイダーの視点を身につけること。納得感があり面白い。金融界の事例も豊富。2022/05/12

Lagavulin

6
自然科学の考えに染まった脳みそを解きほぐしてくれる。とても大切な考え方を学べた。プロレス会場で選挙時のドナルド・トランプの勢いに気付けた事例がとても面白い。2023/03/16

のるくん

5
社会もビジネスも動かしているのは理論でも科学でも、ましてやAI(Artificial Intelligence)でもない、生身の、異なる文化・背景をもった多様な人間。人類学者が虫の目と鳥の目で企業・組織に生息する『族』も分析するAI(Anthropology Intelligence;人類学的知能)。人の心も行動も科学だけでは説明できないからこそ、『多様性』『異質なもの』『未知なるものと身近なもの』から学び理解する『Anthro Vision(人類学的視点)』。世界の問題解決もそれが必要なのかもしれない。2022/04/20

Dヨッシー

4
今の世の中において、人類学が如何に重要かを示してくれる良書。インテルやマイクロソフトが人類学者を採用し始めているとは知りませんでした。文化の違いや面にない沈黙に耳を傾けることの価値について学ぶことができました。金融危機、パンデミックなどもはや一つの視点だけでは解決できないことが多くなっていることも改めて感じさせられました。「文化」がどのようなものかを観察しつつ、自分にあるレンズにも目を向けていきたいです。2022/06/24

andaseizouki

4
人類学的な思考でビジネスを観るとどうなっているのか、色々な業界の事例をもとに書かれている。最近は、あらゆる企業に人類学者が採用され第一線で活躍しているようだ。テクノロジー的視点と人類学的視点の双方から世の中を見つめる必要があることがよく理解できた。では、人類学的視点とは一体どういうものか?これは、昨今大事だと言われ続けているようなデザインシンキングにも近いと感じた。人の状態をしっかりと観察しながら、どこに本質的なイシューがあるか。人間が絡むことにより、ロジカルかつ定量的だけでは見えないものがある。2022/05/21

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