出版社内容情報
先が見えない時代に、
「不況こそ好機」とする勝者の戦い
日本企業はこの30年で、世界での存在感を失った。2015年にコーポレートガバナンス・コードが施行され、日本でも企業価値向上に取り組む気運が高まったものの、上場企業のROE平均は10%弱と、米国(同15%)との差は依然として大きく、また、東証1部上場企業の半数がPBR1倍割れという惨状だ。
経済環境が不透明感を増し、デジタル化が急速に進む中で、日本企業が変革に取り組み、ポテンシャルを最大限に発揮するためには、どのような経営戦略が必要となるのだろうか。
世界で勝っている企業は、従来日本が苦手だった5つの戦略で強みを発揮している。不況時の舵取り、コーポレート・ガバナンス、M&A、顧客体験、投資家との対話(IR)、など、経営改革に必須の要素を整理して解説する。また、AIやIoTの普及によってビジネスのあらゆる面で進むデジタル化を、競争力の強化につなげるための方法も考察。国内外の企業の成功事例を交えながら、先が見えない時代の経営戦略を明らかにする。
内容説明
ポテンシャルを最大限に発揮し、これから20年を勝ち残る!世界有数のコンサルティング・ファームが、企業価値を飛躍的に向上させる経営を解説。
目次
第1章 新たな「競争のルール」―日本企業はこれから何を常識として経営すべきか
第2章 新時代の経営の「羅針盤」―日本企業が進むべき道
第3章 日本企業復活のための「5つの定石」1 悲観シナリオを前提に、自前でコントロール可能なレバーを引き切ることから始める
第4章 日本企業復活のための「5つの定石」2 中期的に自社の中核事業たりえるかを問い、必要なら外科手術を断行する
第5章 日本企業復活のための「5つの定石」3 顧客体験を軸に、コモディティを脱して攻めに転ずる
第6章 日本企業復活のための「5つの定石」4 緊張感のあるガバナンスで自らを律する
第7章 日本企業復活のための「5つの定石」5 投資家を活用し、変革の内なる敵に立ち向かう
第8章 デジタル革命―本質的な「競争力の強化」をどう実現するか
第9章 企業価値創造の先にある高み―SDGs
感想・レビュー
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人工知能
shin
Mike
Go Extreme
踊りガエル