日本企業 復活の戦略―先が読みにくい時代の5つの定石

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日本企業 復活の戦略―先が読みにくい時代の5つの定石

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532323295
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0034

出版社内容情報

先が見えない時代に、
「不況こそ好機」とする勝者の戦い

 日本企業はこの30年で、世界での存在感を失った。2015年にコーポレートガバナンス・コードが施行され、日本でも企業価値向上に取り組む気運が高まったものの、上場企業のROE平均は10%弱と、米国(同15%)との差は依然として大きく、また、東証1部上場企業の半数がPBR1倍割れという惨状だ。
 経済環境が不透明感を増し、デジタル化が急速に進む中で、日本企業が変革に取り組み、ポテンシャルを最大限に発揮するためには、どのような経営戦略が必要となるのだろうか。

 世界で勝っている企業は、従来日本が苦手だった5つの戦略で強みを発揮している。不況時の舵取り、コーポレート・ガバナンス、M&A、顧客体験、投資家との対話(IR)、など、経営改革に必須の要素を整理して解説する。また、AIやIoTの普及によってビジネスのあらゆる面で進むデジタル化を、競争力の強化につなげるための方法も考察。国内外の企業の成功事例を交えながら、先が見えない時代の経営戦略を明らかにする。

内容説明

ポテンシャルを最大限に発揮し、これから20年を勝ち残る!世界有数のコンサルティング・ファームが、企業価値を飛躍的に向上させる経営を解説。

目次

第1章 新たな「競争のルール」―日本企業はこれから何を常識として経営すべきか
第2章 新時代の経営の「羅針盤」―日本企業が進むべき道
第3章 日本企業復活のための「5つの定石」1 悲観シナリオを前提に、自前でコントロール可能なレバーを引き切ることから始める
第4章 日本企業復活のための「5つの定石」2 中期的に自社の中核事業たりえるかを問い、必要なら外科手術を断行する
第5章 日本企業復活のための「5つの定石」3 顧客体験を軸に、コモディティを脱して攻めに転ずる
第6章 日本企業復活のための「5つの定石」4 緊張感のあるガバナンスで自らを律する
第7章 日本企業復活のための「5つの定石」5 投資家を活用し、変革の内なる敵に立ち向かう
第8章 デジタル革命―本質的な「競争力の強化」をどう実現するか
第9章 企業価値創造の先にある高み―SDGs

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人工知能

4
特に面白かったのは冒頭の、これまでは規模の経済と顧客との距離は相入れなかったのが今後はそれらが両立するという洞察と、後半のニコンの事例で投資家をセグメンテーションして付き合うべき投資家へのヒアリングを通して全社戦略を策定して企業価値を向上させたということ。あとは創業メンタリティのマイクロバトルの話も(ワーディング含めて)勉強になった。全社戦略の要諦になる部分を具体的に決めて、その後の横展開を見据えてメンバーを予め入れながら最初の要諦攻略を狙っていく。反して事業戦略はどれもイマイチな気が。。2020/04/14

shin

1
内容はどこかで聞いたことあるかもしれないという感想も持ち得ると思う。まさに正論。コロナ禍の行く末を予見した、「今後の不況で…」という書きぶりに迫るものを感じる。 この本の内容を「本当にあなたはやっているのか」と迫られたときに胸を張って「はい」と言えるか、「いいえ」なら、やらない理由を説明できるのか、今こそ正論を経営者に問う本なのだと思う。2020/03/22

Mike

1
ベイン・アンド・カンパニーのコンサルタントが執筆。あまり目新しい内容はなく、ボスコンの書籍の方が参考になると思う。 2020/03/01

Go Extreme

0
成長阻害要因:競合・市場<自分自身 5つの時代:前近代工業→近代化→市場支配→プロ経営者→株主第一主義 創業メンタリティ:革新志向・現場・オーナーマインド→有無で企業価値3倍 マイクロバトル:少人数チームで短期間で成果→行動変革 Win-Scaleモデル:ゴール→プロトタイプ→再現可能→社内横展開 勝ち残る処方箋:コア定義・ケイパビリティリソース確保・攻め/守り対策 テスト&ラーン:検証・大胆に発想・MVP・フィードバックとりあえずAI→経営課題からのAI SGDs:最低ラインディフェンスvs攻め革新 2020/04/05

踊りガエル

0
日本の、特に大企業の問題として指摘される官僚主義、多層的な中間管理職と顧客からの遠さ、非中核事業まで広がる散漫な事業ポートフォリオ、社内出身者で固められた取締役会による企業統治を指摘し、それを克服すべしという、至極ご尤もという本です。長期戦略と中核事業への集中、機敏性、SDGs等の社会性を重視するのがコンサルティングファームらしい。ADAS/ADについての記述はご参考までという内容。2020/03/29

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