出版社内容情報
いつまで「儲からない」と悩む気ですか
世界を舞台に飛躍する秘密は
高収益をもたらす「情報の輪」だった!
急激な人口減少や第四次産業革命で拍車がかかる企業の短命化など逆風が吹き荒れるなかで、日本の中小企業はいまも低収益に甘んじ続け、多くの経営者が「自社を守れるか?」「次世代にうまくバトンタッチできるか?」と不安に苛まれている。
しかし、日本には世界に誇れる技術やノウハウを持つ中堅・中小企業はいまなお健在で、実際にそれらを武器に海外有力企業と対等にわたり合い、市場を開拓し、高収益を上げる企業は存在している。
コンサルティングを通じ現場を見てきた著者は、低収益の最大の理由を「情報の欠如」にあると指摘する。世界には、海外の有力企業が形作り、高収益のビジネスを生み出す舞台となる「情報の輪」がある。にもかかわらず、その輪に参加できないという理由だけで、せっかくのおいしい情報(アライアンス、イノベーション、販路拡大などのきっかけ)にありつけずにいるというのだ。
では、なぜその「情報の輪」に参加できないのか。どうすれば参加できるのか。さらに、参加した後に有益な情報を効率的に取り入れ、海外の有力企業とつながり、自社の強みをアピールし、彼らと共に新たな高収益事業を生み出すにはどうしたらいいのか
本書は、海外進出を飛躍の契機に高収益を上げている中小企業の事例を分析。そこに共通するKFS(成功の鍵を握る要件)を明らかにし、それらをいかに組み合わせれば「情報の輪」に入り、これを上手に活用できるのかを実践的に解説するもの。著者が実際のクライアント指導や取材を通じて蓄積したノウハウをわかりやすく解説する「現場で活かせる知識集」である。
内容説明
新鮮で希少な情報が得られる「バイパス戦略」。自社を評価してくれる相手とつながる「ルートの開拓」。Win‐Win型クロスボーダー・アライアンスの実践が新しい世界の扉を開く!
目次
序章 小さな会社が世界企業になるための5つのカギ
第1章 小さな世界企業たちの物語
第2章 普通の小さい会社が儲からない理由
第3章 成功企業が持つ「情報の輪」
第4章 「情報の輪」を広げる
第5章 日本から世界へ
終章 良い外国企業と付き合うためのチェックポイント―海外進出ではまりがちな7つの落とし穴
著者等紹介
佐々木隆彦[ササキタカヒコ]
佐々木ビジネス&ライフスタイルコンサルティング株式会社プリンシパル。早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員。同志社大学経済学部卒業。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)大学院修士課程修了(MSc.)。大学卒業後、日系大手電子部品メーカーに入社。エレクトロニクス部材の海外マーケティングを担当。ニューヨークにある北米本社にてIBMやAT&T、インテルなど大手企業に対する新規開発品のスペックイン活動を行う。その後、三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング:MURC)に転じ、MURCのプリンシパルとして、海外事業展開、クロスボーダー・アライアンス、グローバル人材育成などのコンサルティングに従事。2019年、日本中小企業の海外事業展開支援を専門に行うコンサルティング会社を立ち上げ、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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