出版社内容情報
人気ビジネス講師が教える「会計×経営戦略」のハイブリッド学習法。会計は、経営戦略と同時に学ぶことで理解できる。トヨタ、ファーストリテイリングなどなど、人気企業の決算書を「経営戦略」とリンクさせて読み解く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みき
52
前半でファイナンス系、中盤でマーケティング、後半でその橋渡しという構成。まさにビジネススクールのケーススタディと言った感じ。どちらかが苦手、もしくはどちらも苦手な人は手に取って損はない本です。 実際の会社の損益計算書や貸借対照表を使っているのでイメージもし易いし、公開情報からここまで利益関係が分かるのかと驚きを隠せなかったというのが正直な感想です。自分はマーケティング得意、ファイナンスは苦手な人間なのですが本書のような使い方をするのであれば自然に会計の基礎は身につきそう。それだけの良書です2023/12/19
アベシ
27
企業の事業環境を考え会計の財務データと照合すると、その企業の戦略思考がわかるという。事業の競争環境を考えるのに5フォースというフレームワークを使い分析する。5フォースは現状の認識に有効だ。また、財務諸表は会社の戦略を実行した結果なのだから、検証手段でもあるのだ。戦略の実行にはマーケティングの基本プロセスを活用する。R-STP-MM-I-Cモデルと言われるものである。STP(セグメント・ターゲッティング・ボジショニング)とMM(マーケットミックス)で戦略立案、実行。財務諸表から会社の事業を当てるのは難しい。2023/01/03
ほし
15
企業の戦略が財務諸表(PL/BS)にどのように表れるのか、逆に財務諸表から企業の戦略をどのように読み解けるか。会計と戦略の関連性が語られる本書を読んでいると、無機質に思える財務諸表の数字が、血の通ったものに見えてきます。Five Forces、4P、バリューチェーンといった経営理論と、会計の数字との繋がり。読むことで財務諸表を見る解像度が高まることを感じられるこの一冊は、会社に勤める人なら読んで損は無いと言えるのではないでしょうか。2022/04/10
せっちゃんさん
14
タイトルを期待通り学べる良書。「基礎的な数字の見方」の解説ではなく、「どう見るか?どう取り組むべきか?」を追求。ロジカルシンキングの「What?Why?So What?How?」に沿う決算書の見方。読む前に自ら仮説構築をする。結論思考を貫くこと。So What?を引き出す過程が生々しく勉強になる。ビジネス研修一日分のボリューム感と分かり易さを考慮すれば、この一冊への投資はコスパ良し。財務諸表が何となく分かって決算書見始めた中級者へお勧めの一冊。2021/06/30
モーモー
12
数値を見る前にWHYを意識したうえで数値を見ることが必要。 実際の企業数値を使った説明、検証で非常にわかりやすかった。 会計の基礎を身につけるにはうってつけの一冊だと思います2023/01/13
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- 和書
- 小さくても勝てます