AIと日本の雇用

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AIと日本の雇用

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532322342
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C0034

出版社内容情報

AIが日本の雇用を激的に減らすことはない、むしろ増やす面に注目せべきだ。AI、ロボット、IoTがもたらす雇用への衝撃の真実。●AI(人工知能)、の普及、ロボット化による雇用破壊が注目の的です。オックスフォード大学研究者の「労働人口の47%は代替される」という分析結果が衝撃をもたらし、世界中で雇用の未来に対する懸念が一気に高まりました。だが、それが本当なのか? 本書は、世界にも例がない、企業への広範な調査、先行しているドイツの調査研究などを通じて、AI、ロボット、IoTによる雇用へのインパクトを明らかにします。結論は、喧伝されている見方とはかなり違うものです。
<雇用減の極端なインパクトはない>
大部分の職は自動化されても人間がこなす部分が大きい。
<雇用は全体として増え、働き方が変わる。雇用の二極化が進む>
IT関連、データサイエンス分野では雇用が増加、製造・物流などでは雇用が減少。中間層が大きな影響を受ける。
<自動化に前向きな日本企業。ルーティン職は自動化>
雇用は専門職・技術職で増加、事務職では減少する。
日本では悲惨な雇用の喪失は起きない可能性があるが、問題は、データサイエンティストなどの専門職の人材不足であり、高スキル人材の育成です。拡がる所得格差を縮小するための所得再配分の強化が必要になることを明らかにします。
●本書の特色:ドイツはじめ世界の先進的な研究をもとに、日本企業へのヒアリング、中堅・中小企業も含め1万社へのアンケート調査に基づき、バランスがとれ、なおかつリアルな展望を描き出します。

第1章 第4次産業革命とは、人工知能とは

第2章 AIは雇用を破壊するか:フレイ&オズボーン推計とドイツのチャレンジ

第3章 雇用の質・構造の変化こそ問題:世界の最先端研究が示唆するもの

第4章 日本の雇用はどう変わるか:日本企業の実態

第5章 世界的な人材育成競争の始まり

第6章 日本はグローバル競争にどう打ち勝つか

岩本 晃一[イワモトコウイチ]
著・文・その他/編集

内容説明

AI=自動化で仕事の多くが消えることはない。機械に代替される仕事もあれば、増える仕事もある。置き換わるのは1割程度にすぎない。問題は、自動化によって雇用の質と構造が変わり、どんどん高度なスキルのルーティン業務が機械に置き換わり、経済格差が広がることだ。特に、日本では非正規労働者の約7割を占める女性が大量失業する恐れがある。同様に重要なのは、日本がAI、IoTの開発・活用をめぐるグローバル競争から脱落しないことだ。AIによる雇用の代替だけではなく、海外のIoT技術者に雇用が奪われる可能性をも直視しなければならない。

目次

第1章 第4次産業革命とは、人工知能とは
第2章 AIは雇用を破壊するか:フレイ&オズボーン推計とドイツのチャレンジ
第3章 雇用の質・構造の変化こそ問題:世界の最先端研究が示唆するもの
第4章 日本の雇用はどう変わるか:日本企業の実態
第5章 世界的な人材育成競争の始まり
第6章 日本はグローバル競争にどう打ち勝つか

著者等紹介

岩本晃一[イワモトコウイチ]
独立行政法人経済産業研究所研究グループ上席研究員(特任)/公益財団法人日本生産性本部生産性総合研究センター上席研究員。1981年京都大学卒業、1983年京都大学大学院(電子)修了後、通商産業省(現経済産業省)入省(行政1種)。在上海日本国総領事館領事、産業技術総合研究所つくばセンター次長、内閣官房参事官、経済産業研究所上席研究員等を経て、2018年4月から現職。香川県生まれ。主な専門は、第4次産業革命時代のIoT、AI等のデジタル技術を用いたデジタルビジネス、デジタルエコノミーに関する社会科学研究。2014年から一橋大学国際企業戦略研究科(ICS)のMBAプログラムにてゲスト講師。2016年4月より、「IoTによる中堅・中小企業の競争力強化に関する研究会」を立ち上げ、中堅・中小企業のIoT導入に関する支援活動を行っている。人工知能AI等が雇用に与える影響や人材育成・働き方改革などについても研究を行っている。第4次産業革命時代のIoT、AI等のデジタル技術の普及状況に関する基礎データの整備を行っている。「日本企業の生産性を上げるための研究会」を主宰している。日本企業の低い生産を上げるための個別対策を提言する予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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おせきはん

11
AIが雇用に与える影響に関する海外の研究成果、ドイツと米国におけるデータサイエンティスト育成の現状などを紹介しています。米国で10~20年内に労働人口の47%が機械に代替されるとしたフレイ&オズボーンの推計が過大だったとしても、ルーティン・タスクから機械に代替されていく方向性自体に変わりはないでしょう。AIを活用しながら人間とAIが共存していくため、今まで以上に人間側の能力が問われていくと感じました。2018/12/19

じょにー

3
技術に関しては不確定要素が多く全ての推計が間違っているという話が印象的だった。未来は誰にも予想できないんだから、何年後には何パーセントの仕事がなくなるかなんて考えてもしかたない。 AIの登場によって増えるのは低スキルと高スキルの仕事で、技術の発展に伴って格差が広がっていくという構図が見えてきた。2019/09/30

kim

2
中スキル層の職が機械、人工知能に代替されることにより、低スキル層の職に落ちる。本当に高いスキルを持つ一部の人と、低スキル職との間での経済的格差が拡大する。ドイツのデータ・サイエンティスト育成では、数学、統計学、情報学が重視される。オンラインでデータサイエンスの修士課程を収めることができる(有料)。学部レベルであれば、無料もしくは少額で学ぶこともできる。2019/12/07

takao

1
ふむ2022/04/25

蟹をこよなく愛する大学生

0
データサイエンティストになるなら、MOOSで学部レベルは学べる、とは書いてあったが、ドイツでの事例のように産業が一体となって即戦力を育てている国に日本は勝てるのか?第四次産業革命に伴った仕事量の変化のグラフが今後の考材になりそう。今流行っているのではなく、20年30年後も必要とされるスキルとは何か。データサイエンスの分野でどのように生き残ればいいのだろう。2021/11/08

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