出版社内容情報
かけ声倒れで終わるのか
日本の仕事のあり方を変えるのか。
本格化する議論の最先端を追う!
3月末に政府「働き方改革実現会議」がまとめた実行計画にもとづき、
関連法の改正に向けての国会での議論がこの秋から始まる。
生産性向上や非正規社員の処遇改善といった「総論」に反対する人はほとんどいないだろう。
しかし様々な立場、利害の異なる人たちが関わるため、
各所で異論、不満、不安の声が噴出している。
「本当は残業してでも思いっきり働いて成長したい」
「自ら非正規を選んだのに、処遇改善で責任が重くなっては元も子もない」……
働く現場、経営者、人事・採用担当者、法制度を管轄する役所など、
幅広い取材にもとづき、「働き方改革」のこれからを丁寧に読み解く。
◎本書の主な内容
-「モーレツ社員」がいてもいい
-名ばかり「一億総活躍」につのる不満
-変わらぬマネジメントの意識
-「電通問題」が残したもの
-改革推進に透ける労使の打算
-現場の叫び「だから残業が減らない! 」
-女性・シニアに「補欠」はない
-なぜ雇用改革は進まないのか
-同一労働同一賃金の迷路
-目指すは成長。本当に始まった人材大移動 ほか
内容説明
2017年3月の「働き方改革実行計画」策定後の動きを追い、今後の論点を明確にしました。「働き方改革10の疑問」で改革の全体像がわかります。キーパーソンへのインタビューを多数収録、多面的な視点が得られます。日経独自調査による、企業やビジネスパーソンの「生の声」を掲載しました。
目次
1章 「働き方改革」に足りない視点(「同一労働同一賃金」の迷路―努力の成果、どう報いる;「一億総活躍」では不十分―外国人が先導する現実 ほか)
2章 公正な評価と脱長時間労働(自由な職場とAIを武器に―24時間、賢く生きる;女性・シニアは「補欠」じゃない―最前線に立ち続けよ ほか)
3章 会社に縛られない、社員を縛らない(成長めざし人材大移動―光る才能、使い尽くせ;労働環境が生み出す生産性―人件費こそ投資の対象 ほか)
4章 働くルール改革を検証する(仕切り直しの内閣改造―17年秋の国会、最重要法案に;大山鳴動の脱時間給―政労使協議に微かな光明 ほか)
5章 提言・働き方改革(働く力、再構築の時―有識者提言;崖っぷちは好機 ほか)
感想・レビュー
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