出版社内容情報
◆本書では、生産性を上げる「黄金ルール」として、二つのことを述べます。
(1)いかに効率化を進めるか――働く時間を短くする
(2)いかに価値のある仕事をするか――付加価値の高い仕事をつくり出す
多くの類似の本では、(1)の効率化だけを述べています。それだけでは、海外のライバルに長期的には負けてしまいます。若い社員も息が詰まってしまいます。価値のある仕事を生み出す職場には開放感と躍動感があります。そして、この両方とも、予算、会議、考査、仕事の割り振りを握っているマネジャーしか差配することはできません。
◆本書では、次のように、「無駄を減らす」「効率を上げ、価値を高める」具体的な方法を伝えます。
・徹底した無駄取り:
大会議、定例会議をやめる、会議は立って行う、全員に情報公開、資料はつくらない、賢いメール術の普及、紙の電子化、テレワークなどなど――これらを徹底するだけでも、仕事の流れ、社員のやる気が変わってきます。
・部下のやる気を引き出す成果主義:
目標管理制度の新しい世界――「頑張る姿を見せる」から「効率良く働く」へ
・仕事の割り振りとフォロー:
上司は仕事を分析、定義してからアサイン、無駄な「ホウレンソウ」を減らす
・リーダーの質問力:
「良い質問」を部下に与え、部下も自分も育てる
・正しい残業の減らし方:
「ダラダラ残業の男性社員」を「飛んで帰宅社員」に変える
・トヨタ生産方式をオフィスに導入する:
大改革は社長のコミットメントで決まる
・付加価値のある仕事をつくる:
強い会社を作る「アイデア発掘」運動
――このようなプロセスを通じて、会社・職場が「考えるチーム」になり、生産性が上がり、本当の「働き方改革」が実現できる道を解説します。
内容説明
経営トップとマネジャーが本気で取り組めば、必ず職場は変わり、社員は「自ら考えて効率化する」強い集団になることができる。国内と海外で、ヒラから社長までのすべての役職を経験、日本・欧米双方の働き方の違いをつぶさに見てきた著者が、無駄を徹底してなくし、効率を高め、価値ある仕事を生み出す「働き方改革」の考え方・進め方を解説。
目次
第1章 無駄を徹底して省く
第2章 「ホウレンソウ」はいらない―無駄を省く仕事のアサイン法
第3章 リーダーの質問力が高いほど、部下の生産性は高まる
第4章 成果主義を徹底すれば、社員は安心する
第5章 正しい残業の減らし方―長時間労働を助長する「考え方」を捨てる
第6章 日本の職場でも、本当の効率化ができる
第7章 付加価値を追求する「考える集団」へ
第8章 一目でわかる全員が6時に帰れる仕事のやり方
著者等紹介
田中健彦[タナカタケヒコ]
1968年、慶応義塾大学工学部卒業。同年、富士通入社、小型コンピュータ開発に従事。1992年、米国富士通パーソナルシステムズ勤務。1996年、フィンランド富士通コンピューターズ・ヨーロッパ副社長。1999年、ドイツ富士通シーメンス・コンピューターズ副社長。2002年、富士通パソコンシステムズ社長。2005年、退社後、著作家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こうせいパパ
しょう
ニョンブーチョッパー
原です。
なゆ