出版社内容情報
シリコンバレーより前からあったリクルート式スタートアップの仕組みを初公開! BCGの人気コンサルタントが、徹底分析する。
内容説明
計画を練り続けるばかりで、先に進まない、一度決めた計画を変えられない、時間をかけて計画を立てる割に、ツメが甘い、当事者も、経営陣も本気で成功すると思っていない、うまくいかなくなっても、撤退の決断ができない。こんな“症状”に効果があります!
目次
序章 なぜ、あなたの会社の新規事業はうまくいかないのか
第1章 ステージ1「0→1」―「不」を発見し、事業性を見極める
第2章 ステージ2「1→10」その1―勝ち筋を見つける
第3章 ステージ3「1→10」その2―爆発的な拡大再生産
第4章 10を超えて、さらに飛躍するために
第5章 経営陣の役割―「リクルートモデル」を活かすために
終章 新規事業を育てる企業風土
著者等紹介
杉田浩章[スギタヒロアキ]
ボストンコンサルティンググループ日本代表。東京工業大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。株式会社日本交通公社(JTB)を経て現在に至る。消費財、自動車、メディア、ハイテク、産業財等の業界を中心に、トランスフォーメーション、グローバル化戦略、営業改革、マーケティング戦略、組織・人事改革、グループマネジメント等のコンサルティングを数多く手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
87
リクルート社は過去、数多くの新規事業を成功させてきた。それは、一部の優れた社員によるものでもなければ、偶然でもない。事業の種となるアイデアを見出し、それを高速でブラッシュアップし、市場に出す仕組みや継続させる同社独自の手法を愚直に実行しているからだ。2023/06/28
vinlandmbit
42
古本屋で購入。新事業の立上げやそれを可能とする組織をどう作るのか、維持するのかを垣間見ることが出来る一冊でした。参考になるノウハウ様々です。2019/09/14
シカマル
7
新規事業を生み、育て、さらに成長させていくノウハウが詰まっていた。仮説を立て、実験を繰り返すリクルートの構"創"力。読んでいてエネルギーをもらった。「お前はどうしたい?」が「圧倒的な当事者意識」を形作る、というのが一番刺さった。2017/11/09
あっくん
7
リクルートはエリート揃いで規模も違うんだから、中小企業勤めの私になぞ参考になるまい…と思いつつ読んでみて、情けないながら気づかされることばかり。特に「誰がどの財布からお金を出すか」の部分はハッとした。何をどうしたい、誰が買ってくれるか、どう運営するか、一つ一つもっと考えなければいけないなと思った。とても参考になりました。2017/08/22
たくみくた
6
42冊目。リクルートではどのように新規事業を生み出し、成長させているのかを経営コンサルタントが紐解いている。「仕組み化」というのが何よりも大切だと感じた。「0→1」の段階では、アイデアがどのようなスキームで事業化されるかの仕組みがある。「1→10」の段階では勝ち筋(価値KPI)を見つけ、それを大きく広げるための型化、ナレッジ共有が徹底されている。リクルート出身の起業家が活躍するのは、このような組織で育ち、理想的な組織のあり方を肌感覚で理解しているからなんだろうな。2021/05/23