出版社内容情報
京セラ、日本電産など強い企業は会計を武器にしている!戦略を熟知した経営学者が会計学者とともに現場が自然と動く仕組みを解説。
内容説明
この本は、管理会計についての入門的な教科書として書かれている。ただ、類書とは構成も力点の置き方もかなり違う。その違いを一言で表現すれば、「人間が主役の管理会計」ということになろうか。だから、会計的な計算法についての解説よりも、管理会計システムが生み出すデータが企業の現場の人々の行動にもたらす歪みや、管理会計システムを作る側が陥りやすい落とし穴の解説が多い。現場の人間行動を十分に了解した上で、管理会計システムは設計され、運用されなければならない。そして、それが出来ている管理会計システムには、現場の人々を動かす力がある。本書で取り上げている京セラのアメーバ組織は、その実践例だ。
目次
管理会計は経営システムの要
利益とは何なのか
勘定合って、銭足らず
どの組織単位の業績を、何で測るか
原価計算がもたらす情報と歪み
事業部の利益計算はむつかしい
「ついつい」の資産増加を防ぐには
アメーバ経営と時間当たり採算
予算管理のウソ・マコト
投資採算計算の方法と落とし穴
研究開発管理システムの「最適なゆるさ」とは?
多様な影響システム―管理会計を超えて
なぜ人は測定されると行動を変えるのか
会計を武器にする経営
著者等紹介
伊丹敬之[イタミヒロユキ]
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。72年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(PhD)。その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。この間スタンフォード大学客員准教授等を務める
青木康晴[アオキヤスハル]
成城大学経済学部准教授。2004年一橋大学商学部卒業、09年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。名古屋商科大学専任講師を経て、12年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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