良い値決め悪い値決め―きちんと儲けるためのプライシング戦略

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良い値決め悪い値決め―きちんと儲けるためのプライシング戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532320171
  • NDC分類 675
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「良い値決め」に転換するためのプライシング戦略を解説。「使い捨てコンタクトレンズの勝因は?」など身近なケースを使って説明。

内容説明

原価率300%でも儲かるのはなぜ?×売上げを増やすためには、値下げは効果的だ。×価格決定はコストから考える。×「ライバル会社よりちょっと安い」を目指す。×「良いものを、より安く」と考えている。×どうせヒマなら、安値でも稼いだほうがマシ。―こんな古い「値決めの常識」は捨ててしまおう!

目次

第1章 売上重視が、会社を不幸にする犯人だった!
第2章 ドッグ(DOG)ビジネスは「無料」に向かう
第3章 値下げが成功する場合、失敗する場合
第4章 そろそろ「値決めの哲学」を持とうじゃないか!
第5章 顧客満足「高」価格をつくる「まぜプラ」
第6章 顧客に心地良いサプライズをつくる「ここプラ」
第7章 トップセールスに学ぶ、比べさせて売る「くらプラ」
第8章 顧客の困りごと、悩み、不満を和らげて2.5倍売る「やわプラ」

著者等紹介

田中靖浩[タナカヤスヒロ]
田中公認会計士事務所所長。東京都立産業技術大学院大学客員教授。1963年三重県四日市市出身。早稲田大学商学部卒業後、外資系コンサルティング会社を経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー講師、執筆を行う一方、落語家・講談師とのコラボイベントも手がける。難解な会計・経営の理論を笑いを交えて解説する「笑いの取れる会計士」として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

89
価格を下げても売れない昨今。どうしたら良い値決めができるようになるのか◆私にとっては本当に縁遠い世界だったが、楽しんで読めた。モノやサービスの値段を決めるのって大変なんだろうなと思う反面、楽しそうでもある。◆DOG(デジタル、オンライン、グローバル)環境は無料に向かう。DOGとは戦うな。CAT(コージー、アナログ、タッチ)になれ。◆コストに利益を乗せる値決めではなく、顧客が支払ってくれる価格から利益を差し引いた金額が、かけても良いコストだ。◆バリュー・プライシングテクニック/無料は半額より効果的2019/09/15

山田太郎

51
数字は得意なんで何当たり前の事言ってんだと思わないではないところもありますが、語り口が面白いので、それなりに面白く読めます、なんか偉そうだな、おれ。2015/09/17

Speyside

22
デジタル化、オンライン化、グローバル化による値下げ圧力の中、「良いものを、より安く」ではなく、いかに「良いものを、より高く」販売し、不毛な消耗戦を避けるか。変動費と固定費の関係から、妥当な値付けとは何かを説いた本。マクドナルドの100円バーガーのコスト・利益構造を例にした解説がとてもわかり易い。行動経済学の様々なテクニックも紹介されておりとても興味をそそられるが、実際の値決めのステップについては深く言及していない。日々の仕事で値決めについて悩むことも多いので、欲を言えばそこまで踏み込んで欲しかったところ。2022/10/06

hk

16
日本企業は製造業での大成功に味を占めて、「良い製品をより安く」という信念をサービス産業にも敷衍している。だがITと不可分となった21世紀のサービス産業においては、「良いモノ・コトならば高く」という新たな哲学が成功の方程式となっているのだ。本書は「売上重視主義から利益重視主義」「企業目線から顧客目線」「従来の経済学から行動経済学」「デジタルから再びアナログに」といった相転移を解説し、上述した新たな哲学の必要性をといていく。経営の大きな岐路となる価格決定(プライシング)。その神髄の一端に触れることが出来る。2018/09/08

羊山羊

8
値決めの事をプライシングと言うことを初めて知った笑 プライシングについて、難しい単語をきっちり説明しながら要点を絞って分かりやすく説明する1冊。この本、全編有用な1冊だが、特に前半の100円マックの固定費ー変動費戦略の分析は必読。読者層に合う内容だ。ここで値下げは相当に慎重に行う必要があることを説いた上で、後半の内容、先にコストではなく値段ありきという戦略の重要性が頭にすとんと落ちるように構成を作りこんでいる。丁寧に作られた1冊。2019/01/21

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