内容説明
なぜユニクロは売れるのか、ZARAを世界一にした仕組みとは。商品開発、売場、価格、強さの秘密を徹底解剖。
目次
第1章 ファッション流通の常識を変えた2つのブランドと2人の起業家
第2章 「部品倉庫」のユニクロ、「クローゼット」のZARA―ブランド戦略とビジネスモデル
第3章 ローコスト徹底のユニクロ、超高速空輸のZARA―出店戦略と店舗運営
第4章 「つくったものを売る」ユニクロ、「売れるものをつくる」ZARA―ファッションビジネスのリスクマネジメント
第5章 「小売業」のユニクロ、「製造業」のZARA―数字が教える2社の姿
第6章 「松竹梅戦略」のユニクロ、「ポートフォリオ手法」のZARA―ファッションビジネスの未来とは
著者等紹介
齊藤孝浩[サイトウタカヒロ]
1965年東京都生まれ。ディマンドワークス代表。ファッション流通コンサルタント。総合商社、欧州ブランド日本法人、アパレル専門チェーンなどに勤め、現在はSPA(アパレル製造小売業)型企業を中心に在庫運用と人材育成を支援するコンサルタントとして活躍する傍ら、グローバルファッションチェーンに詳しい専門家として多数の媒体に寄稿。IFIビジネススクール講師として明治大学、青山学院大学、東京経済大学等のファッションビジネス論の講義にも登壇する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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mitei
234
言わずと知れたユニクロとZARAの2社の在庫調整などの生産管理の工夫がキチッと為されていることがよく分かった。中々面白かった。2015/05/11
Kentaro
26
ユニクロは世界5兆円達成目標は大きく下方修正しているとはいえ1兆円を越える売上高と店舗オペレーションは立派なものです。 ZARAはポートフォリオ戦略で顧客層に合った製品をターゲットに沿って、提供し、広告費も無駄に使わず、安売り合戦にもくみしないスマートな経営をされていることがわかります。 ZARAモデルとは売れるものを超短期にデザインし、商品化し、売り切ることで在庫リスクや流行の見間違いリスクを最小限に抑えます。 今はやっているものを即座に商品化し、売り切ったらおしまいというモデル。現場は大変でしょうね。2017/05/20
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
24
製造業出身のZARA、小売業出身のUNIQLO、互いにSPA業態で有りながら手法の異なる両者の違いが分かりやすく書かれています。特に面白かったのは物流方法で、ZARAが空輸で各店舗に在庫を届けている事です。トレンドファッションを届ける上で、鮮度は重要ですが、コストが最も掛かりそうな空輸を選択するのは、流石、世界ナンバー1のアパレルです。この切り口で別の企業の内容も読んで見たいです。2015/02/03
ひろ☆
24
ユニクロとzaraの比較。ユニクロはキッズから老人まで幅広く、zaraはファッション性を重視。ユニクロは毎週金曜に割引商品を発表、zaraは、週2回新商品が入荷。ユニクロもzaraも行くけど、年に1つ買うかなって感じであまり売上には貢献してないけど、行って見るのが好き(笑)2014/12/18
RASCAL
19
ユニクロとZARA、SPAとして対照的な性格を持つ両社であるが、いずれもユニークなイノベーションにより今日の地位を築いた。この本がは14年に書かれた本であるが、17/8期のファーストリテイリングの決算は過去最高益。目標の2.5兆円には届かなかったものの1.8兆円でGAPを抜いて世界第3位、海外比率も4割強と順調な成長を持続しており、世界一になれるポテンシャルも持っていると思う。ガラパゴスと言われる日本のアパレル業界から、このような企業、このような経営者が出てきたことはまさに奇跡。2017/11/26
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- 和書
- 短歌四季・秋 25号