技術を武器にする経営―日本企業に必要なMOTとは何か

電子版価格
¥2,420
  • 電子版あり

技術を武器にする経営―日本企業に必要なMOTとは何か

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532319250
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C3034

内容説明

ビジネスチャンスをつぶす「技術の神話」を退治し、イノベーションを実現するための戦略・組織運営・技術者の活かし方を解明する生きた技術経営論。

目次

プロローグ 技術の神話
第1部 MOTとはなにか(イノベーションを経営する;三つのレベルのMOTと現場の学習活動;研究開発で技術を育てる;日々の仕事の仕方で、技術が育つ;技術の筋のよさを見きわめる;技術の大きな流れを俯瞰する;テーマ選択はポートフォリオ思考で;コンセプト創造からすべてが始まる;製品開発は顧客との行ったり来たり;技術を利益に変えるビジネスモデル;新事業への初動を工夫する;最初のイノベーションのあとが勝負;技術外交に知的財産を使う)
第2部 技術者はどこで間違いやすいか(思い入れと思い込みを混同する;構想なき繁忙に陥る;技術の世界に引きこもる)
エピローグ 技術者が技術経営者に変身するとき

著者等紹介

伊丹敬之[イタミヒロユキ]
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。72年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(PhD)。その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。この間スタンフォード大学客員准教授等を務める

宮永博史[ミヤナガヒロシ]
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。1979年東京大学工学部電気工学科卒業、89年MIT大学院(EE&CS)修了。NTT電気通信研究所、AT&Tベル研究所スーパーバイザー、ルーセントテクノロジー社マーケティングディレクターを歴任。96年コンサルティング業界に転じ、SRIインターナショナルを経て、2000年デロイト・トーマツ・コンサルティング(現アビームコンサルティング)統括パートナーに就任。04年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

22
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授の伊丹敬之氏と宮永博史氏によってMOT(Management of Technology)について解説されたものです。 ・MOTとはなにか ・技術者はどこで間違いやすいか の二部構成になっています。 内容は非常にわかりやすいものでした。「技術の目利き」とは、成果と動機と成功確率の三つの変数についての見積もりがかなり正確に出来る人というのは、なるほどと思いました。2020/06/30

Hiroshi Sugiyama

5
MOT10年前か…今の日本に必要なマインドとして、もう古い気がするのは私だけでしょうか?2024/10/18

Yukiko Yosuke

3
伊丹先生、宮永先生の共著。全く新しい技術を生み出せば、それが市場で受け入れられ・・・などというのは技術者の幻想。実際には、筋のいい技術を見極め、自分以外の技術の進歩にも目を向け(時間は競合にも平等に与えられている)、日々の仕事の仕方で技術の蓄積具合が異なることに留意し、顧客との行ったり来たりの中でいかに第二の矢を打つことができるか、考えるべきことは相当ある。一度だけではかみしめることはできない。二度三度と読み込んで、自分自身の毎日の業務で変えられるところから変えていくべき。2014/06/17

ハパナ

2
ビジネスモデルの説明というより、もう少し哲学的な物を感じました。 社会に対する価値の提供という点で考えれば、新規のより対価の大きい分野を開拓する必要がある。そのためには社外へはもちろんの事、社内の人的な力学や資源の質や容量、ミクロとマクロの調整の妙が関係してくる。また、開発・研究のミソは担当者達による自発的探求・学習に由る所があるのだと思いました。 実験の結果も自然現象と考えれば、自然から学びそれを蓄積・活用して行く事、そしてそれを社会の役に立つ物に変える事が大事なんですね。2015/01/19

roi

1
MOTとは。が丁寧に説明されている本。しかし読んでみると技術者に限らず他の業界でも共通する部分がある。「時間は競合にも平等に与えられている」まさにその通り。2015/08/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7991256
  • ご注意事項

最近チェックした商品