内容説明
技術だけでは勝てない!この現実をいち早く見抜いたアップルとサムスン、東芝。自社の強みを見出せず、苦境に陥ったシャープ、パナソニック。どう仕組みを再設計すれば復活できるか。これからの戦い方と勝機を探る。
目次
序章 新たなゲームのはじまり
第1章 競争のルールが変わった―なぜ日本企業の強みが弱みに転じたのか
第2章 世界の競合とどう戦うか
第3章 外部を使う
第4章 競争優位を見極める
第5章 総合優勝より種目優勝を目指す
第6章 日本企業に残されたラストリゾート
著者等紹介
泉田良輔[イズミダリョウスケ]
GFリサーチ代表。1976年愛媛県生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、日本生命保険相互会社を経て、2002年から2012年までフィデリティ投信(FIL Investments)調査部でアナリストとして、エレクトロニクス、インターネット、ゲーム、機械セクターなどを担当。上場企業のトップマネジメントへ定期的に取材を行い、各企業の戦略や競争優位の評価、バリュエーションに基づいた投資判断を行う。クロスボーダーの調査も得意とし、海外のエクノロジー企業の取材も積極的に行う。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科にも在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田健雄
47
要点としては、日本の電機産業は、利益率が、他国の電機優良企業と比べて低いこと。各事業がジリ貧状態に陥っていること。そのために、持ち株会社に他の上場子会社を100%の部門事業にしたこと。しかし、海外M&Aポートフォリオ戦略がうまくいかず、大きな減損を続けていること。東芝がその好例。重電は垂直統合のコントロールが難しく、政府自体もプロジェクトに巻き込まれること。そして、その成果が10年以上費やされるのに、2~3年先の業界予測が建てられないことである。著者は2013年には、東芝の戦略を好意的に扱っている。2017/09/11
nori
4
A report based on site of Japan like worm view report. I suppose lost of Japanese electronic and electric industry may be derived not only from author's but outdated bureaucracy. Also, lack of open source mind. Stock performance of Nintendo is no good! 2013/09/26
やすほ
3
【☆☆☆☆☆】 なぜ日本の電機産業は今一つ振るわないのか。著者の考えが非常にわかりやすくまとまっている。日本企業は風呂敷を広げすぎていることが多い。1つの製品に力を入れることができず、世界シェアを握ることが難しくなってしまう。また、モノを売るだけでなく、システムやプラットフォームを売るというのも強調されていた。他社が後から入り込めないような仕組みが重要なのだと思う。主要な日本企業は弱みだけでなく強みもあげられており、それをどう活かすべきか提案されている。メーカー勤めの人には特におすすめの本。2015/10/03
koji
3
失われた20年の「最も象徴的な産業」である日本の電機産業の敗因と巻き返し策について書かれた本は数多くありますが、私はこの本をアナリストの若林秀樹さんと対比させる観点から手に取りました。著者は、敗因を①SMCの変化、②水平分業への対応遅れ等戦略の不在、③資金調達力の低下に求め、対策を①外部を使う、②競争優位の見極め、③種目優勝を目指す、④そらす戦い、⑤プラットフォームの獲得としています。若林さんに比べデータ分析は少ないですが、きちんとインタビューをこなし「良い面」を見つける姿勢は好感が持てました。2013/06/25
mittaka
2
世界の電機産業を良く分析し、日本の電機産業への指針を示した好著だと思った。私も電機産業に属する一員として共感する箇所が多くあった。プラットフォーム、インテリジェンス、M&Aで外部を活用する、目利き力、編集力、等。 著者の示す大きな方向性と合わせて、外部を活用するとき、その製品品質をいかに担保するかという足もとを支える技術・知識・経験が大切だと思う。2014/05/31
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