経営危機には給料を増やす!―世界一企業をつくった「天邪鬼経営」

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532318796
  • NDC分類 335.04
  • Cコード C0034

内容説明

世界を相手に勝ち続ける経営者たちは「教科書」を逆さまに読んでいる。圧倒的な収益力を誇る日本企業たちの経営発想に、世界競争時代を生き抜くヒントを探る。

目次

第1部 コスト競争に未来はない(自然界に学ぶ企業経営;天邪鬼経営のすすめ)
第2部 天邪鬼経営の実践(明日ではなく明後日を考える;顧客の言うことを聞かない;弱みを強みに変える;いかに「競争しない」か;「戦い方」で天邪鬼;社員に求める前に、社員に与える)
第3部 日本企業は「天邪鬼」になるしかない!(そもそも、コストでは勝てないのだから、天邪鬼になるしかない;日本のハイテクは復活するか)

著者等紹介

村田朋博[ムラタトモヒロ]
1968年愛知県名古屋市生まれ。岐阜県立可児高校、東京大学工学部精密機械工学科卒。大和証券、大和総研、モルガン・スタンレー証券での20年間のアナリスト経験を経て、現在、フロンティア・マネジメントにてコンサルティング、企業提携を担当。2001年第14回日経アナリストランキング1位(電子部品)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レーモン

1
企業戦略には『拡大、差異化、付加価値、位置かえ』の4つがあると考えて、読んでいくと面白い本だ。でも、こういう本を読んでいて思ったのは、自分の軸がないと本のサクセスストーリーにすぐ影響されてしまうということだ。たとえば、経営戦略にこういう成功方法をつかったらどうだろうかとすぐに突進してしまったり、すごい経営者のやり方だからという愚行に頼ってしまう。やはり、どんなときでも自分の考えた言葉と理論で実行してかなければならないなと思いました。この本は、それを前提として、自分の枠を広げる意味での可能性を持っています♪2013/07/09

復活!! あくびちゃん!

0
確かに「差別化」というよりは、「競争をずらす」と言ったほうが、企業戦略を考える上で分り易いかも。ただ、全体的に成功事例を挙げている“だけ”感が強いので、読み方には気を付けた方が良いと思う。また、「でも、あえて価格競争に入るのも差別化では?」と考える私は、りっぱな『天邪鬼』でしょう…ネ(笑)。2013/08/03

kasugaitaro2011

0
正面競争ではなく,競争を「ずらす」。不況に面して給料を30%増やし,そのため1年後には倒産するので,辞めたい人は仕事を探せ,辞めたくない人は新製品を作れ。不況のときにはじたばたしても注文は増えない。それよりもいつか良くなる時に備えて体質の強化をすべき。そこまでの余裕があるか?また,製品がヒットしても安易に設備投資しない。成長性を目的にするのではなく,より「本質的な」目標設定ができるか?浮かれず,焦らず考えられるか?空洞化で稼働率が下がることを恐れず,空洞化し,高い付加価値産業を育てられるか? 2013/07/15

あつもり

0
「何かの意思決定を行うとき、意思決定に迷ったときには、「他人と違っているだろうか?」と自問していただきたいのです。各社、各人が天邪鬼、個性的であろうとすることにより、結果として、産業全体が多様性を持ち、それぞれが努力に見合った付加価値を享受できるようになると筆者は信じています。」(P.206)筆者の証券アナリストとして、主として電子部品メーカーを取材された経験に基づく各企業の事例(そして時々登場する全然異なる分野についてのお話(村上春樹、池澤夏樹))が面白いです。2020/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6511535
  • ご注意事項

最近チェックした商品