内容説明
会議でもブレストでもない、新しいアイデアの作り方。「遊び」から答えを見出す。
目次
1 イノベーションは誰でもできる
2 イノベーターになるために
3 ゲームで育てるイノベーション力
4 テーマ設定と基礎カード作り
5 ゲーム盤の作り方
6 イノベーションゲームのルール
7 実践例で学ぶイノベーターズ・マーケットプレイス
8 みんなで始める前に―1人でやってみよう
著者等紹介
大澤幸生[オオサワユキオ]
東京大学大学院工学系研究科(システム創成学専攻)教授。1968年生まれ。東京大学工学部卒、1995年同工学系研究科博士(工学)取得。大阪大学基礎工学部助手、筑波大学大学院ビジネス科学研究科助教授、東京大学大学院情報理工学研究科特任准教授などを経て現職。専門は人工知能、意思決定支援、知識工学。チャンス発見、創発システムデザインなどを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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RingWondeRing
3
・KJ法との最大の違いは、消費者が、成果を社会に出すことを前提に思考プロセスが組み立てられてること ・ブレインストーミングとの違いは、批判をアイデアを実現に向ける糧として組み込んでいること(突飛なアイデアが面白いってだけでは評価されない。実現可能であるか有用であるかが評価基準になる) ・モンキーという仮想通貨で、アイデア自体に価値がありついお金を払いたくなる心理が理解できる。逆に自分のアイデアに値段をつけるのが正当と教えてくれる。これは「市場の創出」につながる。 2017/02/23
夢読み
1
KJ法をビジネスライクにして、さらに発展させたものと言う印象を受けた。KJ法は元々は民俗学のフィールドワークで得た情報の整理から発したものなので、「使えるアイデア」を求めるには更なる工夫が必要だったのだろう。一番のキーポイントになると思ったのは、橋渡しをする情報を想像するということ。これはKJ法で言う「個々の情報から立ち上ってくる共通の視点」の具体的な形ではないか。実践でさらに理解を深めたい。2013/04/30
明るいくよくよ人
0
献本いただいたので、読んでみた。発想方法から振り返りまで、できるだけやさしく書いてはあるけど、内容は深い。2013/05/01