内容説明
難しい専門用語や堅苦しい表現は徹底的に排除。語り口調でわかりやすく説明。「ビートルズの失敗に学ぶ」「マクドナルドの価格戦略」といった実際のケースを満載。「右脳でわかる」直感的な図をつかって、ビジュアルに解説。
目次
第1講 「数字に強い」とはどういうことか?
第2講 企業を映し出す鏡
第3講 「投資とリターン」という基本に返ろう
第4講 「投資とリターン」を映す決算書
第5講 投資するカネを集めて増やす
第6講 カネを生む投資をしているか
第7講 会社の実力をはかる
第8講 キャッシュフロー経営への出発
第9講 儲ける仕組みをどうやって作るか
第10講 これからの経営に必要なこと
著者等紹介
田中靖浩[タナカヤスヒロ]
田中公認会計士事務所所長。1963年三重県四日市市出身。早稲田大学卒業後、外資系コンサルティング会社などを経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー、講演、書籍の執筆、新聞・雑誌の連載など幅広く活躍中。最近では、落語家と共演イベントを開催するなど活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Speyside
11
『右脳でわかる! 会計力トレーニング』シリーズ2冊が非常に面白かったので、同著者の会計入門書も読んで見る。 会計の基礎知識がある人には物足りない部分もあると思うが、説明が何しろわかりやすい。私自身は、分かった気になっていて実はそれほど腹落ちしていなかった部分がすっきりしたので、読んで正解。マクドナルドの100円バーガー戦略がなぜ(当初)成功したのかが、管理会計の視点から解説されている部分など、とても面白く、ためになった。新社会人が読むにも最適な本だと思う。 次は同著者の『会計の世界史』を読んでみよう。2020/05/21
吟遊
6
かんたん入門書。初心者だったが、初心者のままだが、ちょっとわかった。わかりやすい。2019/10/27
手押し戦車
6
企業を金庫を第三者から見て右手が貸方でお金を左手が借方になる。企業はモノなどに投資してカネのリターンを得るサイクルで回っている。貸借対照表の右側から流れ込んだお金が左側でグルグル投資され回っている。利益余剰金の増減で成功か失敗かわかる。短期投資は在庫など販売強化で長期は設備投資。出資金の雪だるまを転がして大きくして行く。損益計算書に利益が出ていても、在庫の仕入れや巨額の投資で現金が不足する。利益の増加は金が増えるという事ではない。純資産+α計上されない価値を読む投資金額を透視家こそ投資家。2014/11/04
aloha0307
3
仕訳や小難しい数式がひとつもないし、平易な切り口なのに、内容はとても奥深い。 数字を「つくる」...経理・簿記と「読む」&「活かす」を全く切り離した進め方が奏功。 キャシュフロー会計・経営は本書を読んでからならスルスルって理解できるだろう。 良書に出会えて良かった。2013/08/25
CBF
2
(★★★★☆) 難しい専門用語や堅苦しい表現は徹底的に排除した、会計の入門書。「ビートルズの失敗に学ぶ」「マクドナルドの価格戦略」といった実際のケースが満載ー。内定者書籍第2弾。新入社員におススメしてるだけあって、本当に分かりやすくて面白かった!昔、簿記の資格取るためについ丸暗記的な勉強をしちゃったけど、こういう基本の考え方の部分から入ると、もう少し理解が深まったかも。 『時価会計の登場は、企業経営に大きな影響を与えました。それは「株式保有自体がリスクになる」ということです。』2018/06/05