新興国マーケット進出戦略―「制度のすきま」を攻める

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532317768
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C3034

内容説明

高度に発達した物流ネットワーク、ローンやクレジットカード等の決済サービス、企業を評価する監査・格付け機関、知財権をはじめとする法制度、アクセスのよい交通網―。先進国では当たり前の「市場インフラ」が機能しない新興国で成功する企業の条件とは?マイクロソフト、テトラパック、GM、マクドナルド、ホームデポなどの多国籍企業と、タタ、ICICI、インフォシス、ハイアールなどの新興国企業、双方の成功事例から、戦略立案と投資判断に役立つ明快なフレームワークを提示する。

目次

第1部 新興国を理解する(「制度のすきま」とは何か;「制度のすきま」を特定する)
第2部 成功企業の具体例(「制度のすきま」をビジネスにする;多国籍企業が新興国市場に進出する場合;エマージング・ジャイアント―母国で競う場合;エマージング・ジャイアント―海外に進出する場合;勃興する世界)

著者等紹介

カナ,タルン[カナ,タルン][Khanna,Tarun]
ハーバード・ビジネススクールのホルヘ・パウロ・レマン記念講座教授。新興国市場における戦略と国際ビジネスについて研究し、教壇に立つ。数多くの企業・NGOの役員を務めているほか、アジアの新興企業数社のメンター役も務める。2007年には世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダー」に、2009年には国際経営学会(AIB)フェローに選ばれている

パレプ,クリシュナ・G.[パレプ,クリシュナG.][Palepu,Krishna G.]
ハーバード・ビジネススクールのロス・グレアム・ウォーカー記念講座教授および国際開発部の上級副学部長。アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカにおける同校の国際活動を統括。新興国市場での企業戦略を中心に研究し、グローバルCEO養成などの講義を行う。また、コンサルタントや役員として多くの新興国企業の経営に携わっている

上原裕美子[ウエハラユミコ]
1976年生まれ、筑波大学第二学群比較文化学類卒業、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イノベーター

6
この本の最大の価値は新興国の定義をはっきりと(かつ、ちょっと新しい切り口で)してくれている点です。 http://www.4-de.net/changebook/?p=4632013/10/20

Risa Shimowada

2
ビジネススクールの教科書的な本で、書いてある内容はまあそうなんだろうけど、規模の大きな企業事例なのであんまり自分には縁は無いかな~という感じ。新興国に入るにはローカル企業と手を組まないといけないとか、大手でも単独は厳しいのかという改めての発見は有った。新興国成功企業の先進国進出は金もリソースも潤沢でないので見極めと集中が大事とか面白くはあったが、 後付けの解釈はどうにでも出来るので、成功するか失敗かは結局運じゃない?とも思った。身も蓋もないが。2019/04/29

まっつん

1
制度のすきま、これの存在を見逃せないが、これを図る指標が聊か恣意的に感じられたし、統合的な数値として「制度GAP」指数のようなものを作り出すか、制度のすきまの優先度(これがないと、発展が遅れる、次にこれ~)を明確にする必要は感じた。2012/12/05

ながけん

1
新興国には制度のすきまがあり、それであるがゆえに攻略が難しいと解説してくれています。 後半はちょっとダレましたけど、成功のパターンは印象に残った気がします。2012/02/27

ミチオ

0
事例が豊富で良かった。制度の隙間の補完が重要でそれの解決策がたくさん載っていて興味深かった。2013/01/25

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