内容説明
「社会貢献」から「ビジネス」へ―ソーシャルな企業のCSRブランディング。長期間にわたって高い収益を上げること。そのためにはコーポレートブランドの向上が欠かせない。企業の長期利益に貢献し、持続的な成長につながるCSRの考え方・手法を解説する。
目次
プロローグ―「儲かるCSR」とは
第1章 いま、日本のCSRはどうなっているのだろうか?
第2章 CSRとブランディング
第3章 CSRブランディングの実践
第4章 そもそもCSRとは何か
第5章 CSR担当者のためのブランドの基礎知識
著者等紹介
仁木一彦[ニキカズヒコ]
有限責任監査法人トーマツ エンタープライズリスクサービス部シニアマネジャー。トーマツ企業リスク研究所主任研究員。公認会計士、公認内部監査人、公認不正検査士。2000年公認会計士登録。製造業、サービス業等の会計監査、株式公開支援業務に従事。2003年より現部署にて、CSR、コンプライアンス、リスクマネジメントなどのコンサルティングに携わる。コンサルティングの分野は、CSR、コンプライアンス、リスクマネジメントの他、内部統制(J‐SOX、US‐SOX)、内部監査、不正調査と対策など多岐に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山浦文義
2
企業のCSRについて、全体的に良くまとまった本だと思います。 何のためにCSRをしているのか?を明確にしておかないと軸がブレて、それなんのためにやってたんだっけ??ってことになりますよね。社会貢献活動は、利益追求の活動とは違って、その活動の成果や効果がわかり難く、活動における最初の目的や定義がとても大事だと思います。2014/04/29
yutaro13
1
タイトルは飛ばし過ぎだが、内容は納得できる。CSRは会社の長期的な利益に貢献しなければならない。その会社だからこそできるような、コーポレートブランドを向上させるようなCSRに取り組みなさいとのこと。BtoB企業の事例が山梨日立建機くらいしか出てないので、そのあたりをもっと充実させてほしかった。2014/10/08
まな
1
今まで色々な場面でCSR報告書などを目にする機会があった。社会のためになることをするのは良いことと漠然と思っていただけだったが、それを覆された。社会のため+自社のブランディングのためにCSRを行うべきだと意見が変わった。ことあるごとに改めて読み返したいと思う。2014/08/02
os
1
儲かるCSRをやれ。慈善活動をCSRとして行う企業をみて浮かんでいた疑問がこの本にすっかり書いてありました。2014/05/17
零戦隼人
1
書名から勘違いしそうだが、著者の主張は、CSR不要論ではなく、「企業は、長期間にわたり高い収益をあげるため、コーポレートブランドを向上させるCSRに取り組むべきだ」ということだ。自社が本当に取り組むべき社会問題は何か?これを自分の頭で考えない限り、CSRを企業の成長や利益につなげることはできない。CSRは近江商人の三方よし(売り手よし、買い手よし、世間(社会)よし)と同じで、世間からの信用を重視するものだ。2013/05/17
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