内容説明
製品コストはこれで半減。ムダという“宝の山”を日本中の現場で発見した男が、生き残るための「半減」と品質アップの具体的手法を伝授。
目次
第1章 コストは「創る」ものである
第2章 「コストを創る」技と知恵
第3章 技術指導だけでここまでできた
第4章 日本中の現場が「宝の山」
第5章 コストダウンのための図面の書き方
第6章 「部品半減・コスト半減」20の事例
第7章 コスト開発と価値創造
第8章 特許と開発者のモチベーション
著者等紹介
三木博幸[ミキヒロユキ]
株式会社コスト開発研究所代表取締役社長。1964年久保田鉄工株式会社(現株式会社クボタ)入社。1964~80年研究本部において耕うん機、田植え機、トラクターの開発に従事。1981~83年海外技術研修生としてニューヨークへ派遣。コロンビア大学、エッカード大学でALPを学ぶ。研究固有テーマを完成(米機械学会、米自動車学会、米農機学会員)。1983~03年トラクターの事業革新と事業再建(トラクター、田植え機、自販機)に従事。開発製品受賞歴:グッドデザイン賞4回、社長特別賞3回。工業所有権取得:247件(特許103、実用新案132、意匠12/2007年現在)。技術部長、理事を歴任。2004~09年クボタ機械設計株式会社代表取締役社長。2009年~現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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手押し戦車
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コストは製品開発の過程で製品とともに創り上げて行くもので利益を創るのも開発である。開発から仕事が始まるメーカーは製品の図面を書き試作機でテストし量産体制に入りそれがコストを発生させながら世に送り出されていく。テストを繰り返し部品の構造や強度は自ずと見えてきて対処出来るが余分な強度を含んだ贅肉の部分は試作では見えない。この贅肉を見過ごすと一生ムダを背負わせる事になる。開発者の意識、やり方、技量で製品の部品数やコスト構造が大きく変わる。設計を改善して行くことでコストを削減し同時に製造コストを下げる2015/02/22