内容説明
コカ・コーラ、IBM、ノキア、KFC、華為技術、ハイアール、BYDオート、ZTE…世界戦略の中で「中国」をどう位置づけるか。激動する経済大国を牽引する「4つの原動力」を軸に具体的な戦略策定方法を示す。
目次
第1章 無視できない国
第2章 開かれた中国
第3章 起業家精神あふれる中国
第4章 公的な中国
第5章 ワンワールド
第6章 中国事業に必要なビジョン
第7章 中国事業に必要な多面性
第8章 中国事業に必要な「見通す力」
終章 中国のルネッサンス
著者等紹介
ツェ,エドワード[ツェ,エドワード][Tse,Edward]
ブーズ・アンド・カンパニーのシニア・パートナー兼中国オフィス会長。マサチューセッツ工科大学(MIT)卒業。同大学大学院修士(工学)。カリフォルニア大学バークレイ校にて博士号(工学)および経営学修士(MBA)を取得。香港テレコムのエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントなどを経て、現職。中国内外の数百の企業に対し、中国に関するコンサルティング・プロジェクトに20年以上にわたって取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kei
12
気まぐれで、即座にブランドを変えたがり、往々にして価格だけで買い物をする。その一方で非常にブランド志向が強く、知名度の高いブランド製品を購入することで、結局は経済力を自慢したい層が高所得者層で急速に拡大している(71頁)。多国籍企業が採りうるビジネスモデルは、次の四つのいずれかである。A後発タイプ。B調達中心タイプ。C販売中心タイプ。Dグローバル統合タイプ。(180頁)中国で実績をあげている国際的企業の幹部に共通する行動的特徴と姿勢-調査対象者の約四分の三が中国語を解し、80%が3~4ヵ国語を流暢に操る。2016/09/01
くりりんワイン漬け
0
新しくかつ急進性の高いマーケットでは必ずといってよいほど多様性による複雑さを紐解くという視点よりレポートをまとめ上げている。 中国を使うには大きく3つしかない。 1.オフショアでのつきあい 2.中国市場へのエンゲージ 3.海外展開としてパートナー これら3つのアプローチに内在する課題を限定したカテゴリ毎に横ぐしに論評 説明は極めて分かりやすく、翻訳もとてもきれいにバランスよくなされている。Booz & Company2013/06/08
AZALEA
0
★★★★2012/01/09