内容説明
我々が求めているのは、隣人、友人、同好、社会の「ちょっとした絆」から得られる幸福―。新しいステージに突入した日本の消費社会を鮮やかに読み解く。
目次
序章 幸せって何だっけ
第1章 近代的な絆の始まりと終わり
第2章 戦後消費社会史から第四のステージを展望する
第3章 隣人の絆―都市的なつながりを求めて
第4章 友人の絆―老いてこそのパーソナル・ネットワーク
第5章 同好の絆―若者たちのクール・アジアへ
第6章 社会の絆―ローカルとグローバルのリアルを求めて
著者等紹介
亀岡誠[カメオカマコト]
三菱総合研究所参事、総合未来読本『フロネシス』編集長(三菱総合研究所制作、丸善プラネット発行)。東京都市大学非常勤講師。1959年東京生まれ。83年一橋大学社会学部卒、83~90年、第四山の手論や団塊世代論を提唱したパルコのマーケティング情報誌『アクロス』で調査・編集に携わる。90年より三菱総合研究所。まちづくりや地域イベントの調査研究・コンサルティング、コンテンツ事業開発、広報業務などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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deerglove
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家族や会社との緊密な関係から、友人・隣人・同好の仲間との緩やかな関係へ。まあ、そりゃそうなんでしょうが、案外最近の若い人は(もしかしたら必要以上に?)緊密な関係を求めているような気もするな。とはいえ、例えば日本の多くのマンションが悲しいほど「核家族」を想定して画一的につくられているのも事実で、なかなか実際の生活の場面を変えていくのは簡単ではないですね。2012/04/29
Kazuo Ebihara
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新党きづなとは無関係です。2012/01/01
jupiter68
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なんだか、この本には「とほほ」の部分がある。こういう説明が一般的なのか?自分にはよくわからないところがあるのだ。4章まではいい。こんなものだろうと思う。過去のコミュニティの学術的説明などが一通り書いてある。問題は5章。「ちょっとした絆」が重要であるという主張から、若者の場合を説明している。ここで、アニメ、コスプレ、初音ミクというような言葉を使い説明されていく。ちょっと説明の材料に使うならわかるが、かなり詳しく書いている。ここまで必要なのか?と思う。はっきりいってここの章自体がいらない気がする。2012/02/07