内容説明
いまアメリカと世界は環境規制、排ガス規制、省エネ基準を強化する政策を採用し、日本を追いかけようとしている。太陽力、風力、潮力、水力など再生可能エネルギーへの投資、ハイブリッド車、電気自動車、水素自動車など新しい自動車の開発、省エネビルの建設、高速度鉄道の新設…次なるグローバル産業はすべてグリーンから生まれるからだ。この得意分野で日本の優位を保ち、21世紀の雇用と経済的繁栄を創り出せるか。
目次
第3部 前進の道すじ(地球を救う二〇五の簡単な方法;エネルギー・インターネット―ITがETと出会うとき;石器時代が終わったのは、石がなくなったからではない;グリーンは退屈なもの;一〇〇万人のノア、一〇〇万隻の方舟;アルカイダにグリーンで勝つ(一つ買えばおまけが四つ))
第4部 中国(赤い中国はグリーンな中国になれるか?)
第5部 アメリカ(一日だけ中国になる(でも二日はだめ)
民主的な中国か、それともバナナ共和国か?)
著者等紹介
フリードマン,トーマス[フリードマン,トーマス][Friedman,Thomas L.]
ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト。1953年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ブランダイス大学を首席で卒業後、オックスフォード大学で修士号を取得(現代中東研究)。UPI通信に入社し、1年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から81年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こり、この戦争、とくにサブラ・シャティーラ虐殺事件を取材したことで1983年のピュリツァー賞を受賞
伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中。トーマス・フリードマンの『フラット化する世界』では、訳文の完成度の高さを評価されて第1回国際理解促進図書・優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taming_sfc
koba23
独楽丸