出版社内容情報
安全、人材の面などで揺らぐ日本のものづくり。日本の製造業復活のカギは現場にこそある。「価値観」「安全」「人材・組織」「ブランド」をテーマに、4人の識者の提言から一歩先を見据えたものづくりを考える。
内容説明
高品質・革新的な技術が必ずしも利益と結びつくわけではない。新たな構想力を持ち、リスクを取って前進する姿勢が求められる。品質を超えた「価値」をつくれ!
目次
第1章 持続的成功に必要な組織能力・企業文化(品質立国日本はどこへ;変化―成熟経済社会 ほか)
第2章 品質を超えた「安全」をつくれ(効率性重視から創造性重視へ;安全の大前提は、「機械は壊れ、人間は間違える」 ほか)
第3章 開かれたものづくり論と日本のひとづくり(経済成長と「開かれたものづくり」;「ものづくり」を狭く解釈すべからず ほか)
第4章 ものづくりをブランド価値に(イノベーションが高収益を約束するわけではない;「擦り合わせ技術」が日本のものづくりを支える ほか)
第5章 ものづくり優秀企業に学ぶ(オムロン―モジュールとプラットフォームを使い分ける戦略;コーセル―企画段階から不良品が出ない仕組み ほか)
著者等紹介
飯塚悦功[イイズカヨシノリ]
1970年東京大学工学部計数工学科卒業。1974年同大学院修士課程修了。電気通信大学助手、東京大学助手、講師、助教授、教授を経て、東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻医療社会システム工学寄付講座特任教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。