内容説明
なぜ、ホワイトカラー部門の改善は難しいのか?どこから着手すべきか?トヨタ式には、(1)整理・整頓などの5Sから始めるベンチマーク型、(2)部門の役割・機能を劇的に変えるシステム再構築型の2類型がある。現場戦略・部門戦略のシナリオ展開、「7つのむだ」の徹底的排除、「観える化」、プロセス分析、チェンジリーダーの育成など、具体的に応用する方法を詳説。
目次
第1章 トヨタ式革新の奥義(トヨタ式革新とは何か;三つの戦略ゾーン;「トヨタ式」を理解するためのキーワード;健全な危機意識、企業風土、経営マインドをつくる)
第2章 トヨタ式ホワイトカラー革新(「工場」と「本社」のシナリオ展開の違い;「支援戦略」部門として新展開;「ホワイトカラー革新」活動の進め方)
第3章 トヨタ式革新の二一世紀展開(恐るべきファッション化の時代;ファッション化商品の生産体制;トヨタ生産方式は日本型革新の源泉;二一世紀のトヨタ式はどうなるか)
第4章 ホワイトカラー革新をどう進めるか(岩手県庁のベンチマーク型革新の実際;岩手県庁の革新活動の展開;紀文の物流部門のシステム再構築型革新の実際;なぜ、ホワイトカラー部門の改善は難しいのか)
第5章 チェンジリーダーの育成が鍵(「知恵」を出すということ;人を育てるということ;トヨタ式を支える「自主研」)
著者等紹介
金田秀治[カネダヒデハル]
ゴールドライツ代表取締役、スコラ・コンサルト・パートナー。富山大学卒業後、トヨタグループの関東自動車工業に入社。1960年代より大野耐一氏、鈴村喜久雄氏の指導を受ける。主に生産管理畑を歩み、部門戦略展開としてのイノベーション活動に幅広く取り組む。現在は、「革新し続ける企業づくり」「チェンジリーダーの育成」などに関するコンサルティング活動を行う
近藤哲夫[コンドウテツオ]
ケーズエンジニアリング代表取締役。慶應義塾大学卒業後、トヨタグループの関東自動車工業に入社。アメリカジョージア工科大学大学院修了。1971年より大野耐一氏、鈴村喜久雄氏の指導を受ける。関東自動車工業生産技術部長、(株)紀文食品専務取締役を歴任。技術士(経営工学部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芸術家くーまん843
雪だんだ