出版社内容情報
優れたデザインと破壊的な価格、そして究極のローコスト経営で、いまや世界34カ国236店舗、総売上高２兆円を誇るグローバル企業ＩＫＥＡ。家具・インテリア販売世界一企業の成功の秘訣と革新の経営手法に迫る！
内容説明
世界一企業が編み出す“儲けの秘密”をすべて明かす！北欧デザイン、徹底したローコスト経営、卓越したオペレーション―世界中のインテリアを変えていくＩＫＥＡの実態を本邦初公開。
目次
第１部 ＩＫＥＡの軌跡（商売が好きだった；一七歳の社長；カタログ販売の成功とフラットパック；鉄のカーテンの向こうで ほか）
第２部 ＩＫＥＡ成功の秘訣（価格；スタイル；スウェーデンカラー；ドゥー・イット・ユアセルフ ほか）
著者等紹介
ユングブルート，リュディガー［ユングブルート，リュディガー］［Ｊｕｎｇｂｌｕｔｈ，Ｒ¨ｕｄｉｇｅｒ］
ノンフィクション作家、経済ジャーナリスト。１９６２年生まれ。大学で経済学を学んだ後、ケルンのジャーナリスト養成スクールを修了。１９９２年から２０００年にかけて、シュテルン誌とシュピーゲル誌で経済記事を担当。キャンパス社から過去に刊行された２冊の著作は、いずれもドイツでベストセラーとなった。ハンブルク在住
瀬野文教［セノフミノリ］
翻訳家。１９５５年東京生まれ。北海道大学大学院文学研究科修士課程修了（独文学専攻）。ＤＡＡＤ（ドイツ学術交流会）給費生としてケルン大学に留学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェ・ブンブン
18
想像以上に老舗だった。そして、欧州からみたら中国のように侮れない経営戦略だなとかんじた。しかし、IKEAが中国と違う点は家具を客に作らせることでコスト削減、またスウェーデン食堂を家具屋に配置する斬新さを生み出していることだろう。2013/07/03
Naota_t
3
★3,4/IKEAの歴史、創業者（カンプラード）の人となりがよくわかる。IKEAの功績は、家具とは代々受け継がれる高価な財産という常識を覆し、低価格、良品質の理想を実現し、あらゆる階層の人々に美しい機能性に富んだ家具インテリアを提供したことだ。私も過去にIKEAのカタログをずっと眺めていた時期がある。IKEAの成功は、ビジネスモデルよりも、カンプラードを中心とした組織力によるものだと思う。徹底したコスト意識、責任感、行動力が他の企業とは大きく違うと感じた。ーーー「失敗するのはやる気のある証拠だ」p1022022/12/26
うりぼう
2
良いものを安く。規格を統一して。さて、日本進出は？2009/02/20
hagi
1
少子化と言うがそもそも日本より人口が少ない国はどうやってんだろうなあとか。IKEAでそれがわかるわけではないのだけど。国をひょいひょい飛び越えてく感じとか面白かった。「自分よりも優れた人間を雇う度量」、ね。2010/07/31
moriken
0
カンプラードって結構、高度経済成長期の日本の有名経営者と結構類似してるなあと感じました。サクセスストーリーとIKEAの競争力の源泉について項目が分けられていて明瞭でした。家具の選び方という「スタイル」そのものに変化を与えられたことが成功の大きな要因なのでしょうね。大塚家具はIKEA、ニトリと反対の基軸でこれまでやってきたので、それらに対抗する「スタイル」を消費者に提示できるかが今後試されるのではないでしょうか
