内容説明
1958年に発表された本書は、終身雇用・年功序列・企業内労働組合の三本柱を軸とする「日本的経営」の特徴や利点を欧米に初めて紹介し、その後の海外の日本研究者にとってバイブル的存在となった。また、本文中のLifetime Commitmentの訳語として、「終身雇用」という言葉が初めて用いられたことでも知られている。日本の企業経営を考えるうえで基本文献となる名著、待望の復刊。
目次
第1章 アジアの工業―日本の事例
第2章 決定的な違い―終身の関係
第3章 人材の採用
第4章 報酬と報奨の制度
第5章 職階、昇進、公式の組織
第6章 従業員の生活に占める企業の地位
第7章 日本企業の生産性
第8章 日本産業の継続性と変化
著者等紹介
アベグレン,ジェームス・C.[アベグレン,ジェームスC.][Abegglen,James C.]
1925年生まれ。シカゴ大学在学中に海兵隊に入隊して日本語を学んだのち従軍。終戦後、アメリカ戦略爆撃調査団の一員として初来日。その後シカゴ大学に戻って人類学と臨床心理学の博士号を取得。フォード財団の研究員となり、ハーバード大学でライシャワー教授らに師事したのち55年に再来日。このとき日本各地の工場を訪問し、日本企業の経営を調査した結果をまとめたのが本書である。59年に経営コンサルティング業界へ転じ、アーサー・D・リトル、マッキンゼーなどを経て、65年ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の設立に参加。BCGでは主に日本事業を担当し、日本支社初代代表をつとめる。パリ事務所の責任者になって日本を離れた時期もあるが、82年からは日本に住みつづけ、コンサルティング会社を経営するとともに、上智大学で教鞭をとった。97年には日本国籍を取得。東京都在住
山岡洋一[ヤマオカヨウイチ]
翻訳家。1949年生まれ。政治経済分野の翻訳で高い評価を得る
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感想・レビュー
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KAZOO
き
ろーじゃ