経営は「実行」―明日から結果を出すための鉄則

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532310370
  • NDC分類 336
  • Cコード C0034

出版社内容情報

戦略やビジョンも「実行」次第。このあたりまえのことを実現するにはどうしたらいいのか。2人の経営のグルがこれまで語られることのなかった、経営における「実行」のノウハウを、多くの事例を交えて説いた話題作。

内容説明

ビジョンもある。戦略もある。人材もいる。にもかかわらず、成果が上がらないのはなぜなのか。それは、企業や組織に「実行」の文化が根づいていないからにほかならない。どうすれば、「実行」できるのか。辣腕経営者と著名コンサルタントが豊富な経験をもとに説く、「実行」のすべて。

目次

第1部 なぜ実行が求められているのか(誰も気づかないギャップ;実行がもたらす違い)
第2部 実行の構成要素(リーダーがとるべき七つの行動;文化の変革に必要な枠組みをつくる;他人に任せてはならないリーダーの仕事;適材を適所にあてる)
第3部 実行の三つのコア・プロセス(人材プロセス―戦略・業務プロセスと連動させる;戦略プロセス―人材・業務プロセスと連動させる;戦略レビューをどう進めるか;業務プロセス―戦略・人材プロセスと連動させる)

著者等紹介

ボシディ,ラリー[ボシディ,ラリー][Bossidy,Larry]
ハネウエル・インターナショナルの前会長兼最高経営責任者(CEO)。1991年から99年までアライド・シグナルの会長兼CEOを務め、99年12月のハネウエルとの合併後、同社の会長に就任。2000年4月に引退したが、2001年7月、会長兼CEOとして復帰し、2002年6月に退任。アライド・シグナルを、成長とシックスシグマによる生産性向上の重視によって成功に導き、世界的に尊敬される企業に変貌させた手腕を高く評価されている。アライド・シグナル入りする前は、1957年に研修生として入社したゼネラル・エレクトリック(GE)で、いくつもの部門幹部や財務責任者を務めている。79年から81年までゼネラル・エレクトリック・クレジット・コーポレーション(現GEキャピタル)のCOO(最高執行責任者)、81年から84年まではGEのサービス、素材セクターの上級副社長、社長、84年から91年までGEの副会長兼執行責任者

チャラン,ラム[チャラン,ラム][Charan,Ram]
ベンチャー企業からフォーチュン500社にいたるまで、企業のCEOや経営幹部のアドバイザーとして高い人気を誇る。ハーバード・ビジネス・スクールで修士号、博士号を取得し、現在はハーバード大学、ノースウェスタン大学の経営大学院で教鞭をとる

バーク,チャールズ[バーク,チャールズ][Burck,Charles]
ライター兼編集者。元フォーチュン誌の編集者

高遠裕子[タカトオユウコ]
翻訳家。1990年東京大学教養学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

20
実行はKKD(経験、勘、度胸)による猪突猛進ではなく、体系(システム)だ。ビジネスの仕組みの本質は、人材、戦略、業務のプロセスがいかに結びついているかにある。リーダーは個々のプロセスと、それが全体としてどう関連しあっているかを学ばなければならない。それが、実行の基礎であり、戦略を策定する上での柱になり、競合相手に差をつける手段となる。そのためには、基礎的なツールや考え方を疎かにせず、PDCAサイクルを地道に回すことが必要。基礎の繰り返しは飛躍を生む。これは個人においても組織においても変わらぬ真理である。2014/03/14

kiki

8
●リーダーが実行する構成要素。①自社の人材と事業を知る、②現実直視、③明確な目標設定と優先順位、④徹底フォロー、⑤信賞、⑥能力育成、⑦己を知る●戦略計画の要素。①需要を踏まえた価格決定、②現在と将来のコスト構造、③必要キャッシュ、④収益伸び強化対策、⑤製品の市場投入に必要な投資、⑥次世代開発技術への継続投資、⑦競争相手の価格動向2019/05/03

tkokon

4
【再読・名著】6年ぶりに再読。やはり名著。「実行の文化」を組織に浸透させるために、経営陣がなすべきことをここまで体系的に、網羅的に説明した書籍は他に無い。(少なくとも自分が読んだ中では類書がない)当然、書かれている内容については、より小さな組織単位でも実施できることが多い。「人材が最も重要」というのは誰もが言うことだが、具体的にはどうやって人材を管理・育成すべきなのか、フレームワークは本書が一番参考になる。会社のデスク行き。また読み直す。2016/06/21

Qucchi

3
2周して漸く理解が進んだ。要点を3つ挙げると ①実行とは戦略と人材と業務プロセスを繋ぎ合わせて成果を出すためのプロセス。 ②経営としては現実的に達成可能な範囲で最大限の目標設定をしたいので、外部環境/自社の現在の能力を正しく評価して実現可能な計画立てが必要。 ③実現可能かを適切に判断するためには、実行に関わる人たちが率直に質問し、質問されることを恐れず議論することが大事。と理解した。 実行できるかどうかが企業成長の分かれ目であり、リーダー(広く捉えると組織長)は実行に責任があるというのは納得。2023/11/04

よねちゃん

3
良品計画の松井忠三さんが推薦されていた本。 揺るぎないリーダーは判断の基準となる倫理的枠組みをもっている。(p127) 現場における質問により担当者も社長も学ぶ。(p104)2015/08/11

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