出版社内容情報
資本コストに対するこだわりこそ価値創造経営の真髄だが、この視点を組織の現場レベルにまで組み込むにはどうすればよいのか。スターン・スチュワート社の創業者らがEVAの本質を通じて描き出す企業行動の原点。
内容説明
「機会費用」の考え方を資本に適用することで、従来の会計利益ではわからなかった「企業が生み出す真の価値」が見え、より生産性の高い自律的な組織へと変えることができる。この手法で復活を遂げた企業経営者らが、成功体験をもとに導入法を詳説する。
目次
会計制度をめぐる問題
EVAが示した解決法
戦略と組織のシナジーを確立せよ
価値創造へのハードルは何か
EVAによる企業変革
組織のすみずみにまでEVAを浸透させる
メッセージを浸透させる―従業員トレーニングとコミュニケーション
EVAと企業買収
すべての従業員にインセンティブを与えよ
EVAが失敗するとき
新たなフロンティア―リアル・オプションと将来志向EVA
EVAへの25の質問
成功するEVA導入とは
新世紀のEVA評価
著者等紹介
スターン,ジョエル・M.[スターン,ジョエルM.][Stern,Joel M.]
スターン・スチュワート社の創業者であり、現在も共同経営者として活躍。最近では経営大学院で教員も務める。株主価値経営の代表的提唱者であり、業績測定や企業価値評価などの権威としても知られている
シーリー,ジョン・S.[シーリー,ジョンS.][Shiely,John S.]
大手エンジンメーカー、ブリッグス&ストラットン社の社長。アーサーアンダーセンで税理士として勤務した後、弁護士としていくつかの法律事務所で活躍した。ブリッグス&ストラットン社にEVAを導入し、業績回復と風土変革を達成した
ロス,アーヴィン[ロス,アーヴィン][Ross,Irwin]
スターン・スチュワート社が発行するEVAngelistに連載を持つジャーナリスト。経済・経営関係の著書を多数持つ作家でもある
伊藤邦雄[イトウクニオ]
1951年千葉県生まれ。一橋大学商学部を卒業後、一橋大学商学部助教授、スタンフォード大学フルブライト研究員を経て、一橋大学大学院商学研究科教授。商学博士。現在、一橋大学大学院商学研究科長・商学部長
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ツェフ