出版社内容情報
中国統一を進める秦王・政(始皇帝)に、燕の太子・丹は暗殺を計画。暗殺に失敗した荊軻は、死の間際、覇権をめぐる絡繰りを知る。
内容説明
荊軻は、歴史の非情な定めに身を任せ、秦の始皇帝暗殺を決意した。始皇帝に短剣を突きつけることに成功した荊軻は、その先に、自分の思惑を遙かに超えた墨家の怨念があったことを知る。紀元前の中国を舞台にした本格歴史巨編。
著者等紹介
塚本青史[ツカモトセイシ]
1949年、倉敷市生まれ。大阪で育つ。同志社大学文学部卒業後、印刷会社に勤務しながらイラストレーターとして活躍。96年、『霍去病』で文壇デビュー。『煬帝』で第1回歴史時代作家クラブ賞作品賞、『サテライト三国志』で第2回野村胡堂文学賞を受賞。父塚本邦雄が主宰していた短歌結社『玲瓏』の発行人も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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