出版社内容情報
Twitterで5万人のフォロワーを持つ米国研究機関在籍の若手ウイルス免疫学者、峰宗太郎先生が、対話形式で分かりやすく、時に辛辣に、新型コロナを巡る以下のテーマについて語ります。「新型コロナワクチン」の接種開始を前に、その効果とリスクを巡って議論が盛り上がってきました。冷静に自分の頭で判断するための科学的トピックが満載です。
・日本人がコロナワクチンを打つ前に知っておきたいこと
・そもそも、ワクチンってなぜ利くの?
・自然に流行させて「集団免疫獲得」、ではなぜいけない?
・理屈は正しいけど試した人はまだいない?!「核酸ワクチン」の革新とリスク
・知らなきゃ議論もできない「免疫」の仕組み
・「免疫力アップ!」はとっても危険なバズワード
・デマが出るわけ、いいかげんな専門家が消えない理由
・「インフルエンザ並み」という考え方は正しいか?
・感染症を考えるなら「確率」の考え方に触れておこう
・日本社会が感染症に強い理由~勝ちパターンが見えてきた!
・デマによる不安を一発解消、新型コロナQ&A
内容説明
ワイドショーやネットには理解不足や誤解に基づく様々な新型コロナの情報があふれている。「知らないと不都合」なウイルス、ワクチンの知識に絞り、ウイルス免疫学の専門家と素人の対話を通して、自分の頭で考える手がかりを提供する。新型コロナを冷静に、淡々と迎え撃とう。
目次
はじめに―神風は吹かない、でも日本は負けない
第1章 新型コロナの基礎知識と振り返り
第2章 治療薬とワクチン、基礎の基礎
第3章 「核酸ワクチン」への期待と不安
第4章 ワクチンとヒトの免疫、基礎の基礎
第5章 新型コロナ対策の「湯加減」
第6章 やっぱり知りたい、PCR検査
第7章 「無制限PCR検査」が見せた理解のズレ
第8章 根拠の薄い話に惑わされない思考法
第9章 誰を信じるのか、信じていいのか?
おわりに―「不都合な真実」とは
著者等紹介
峰宗太郎[ミネソウタロウ]
1981年、京都府生まれ、京都大学薬学部、名古屋大学医学部医学科卒業、東京大学大学院医学系研究科修了。国立国際医療研究センター病院、国立感染症研究所等を経て、2018年より米国立研究機関博士研究員。国内外で得たスタンダードな医療知見のもと、SNSやブログで正しい医療情報を発信している。医師(病理専門医)、薬剤師、医学博士。病理学、血液悪性腫瘍・感染症の病理診断、ウイルス学、免疫学。予防医療普及協会顧問
山中浩之[ヤマナカヒロユキ]
1964年、新潟県生まれ。87年日経BP入社。以来、日経ビジネス、日本経済新聞社証券部、日経クリック、日経パソコンなどを経て、現在日経ビジネス編集部でウェブと書籍の編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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