出版社内容情報
国連が持続可能な開発目標(SDGs)を定めた2030年の世界と日本はどうなるのか? 開発経済学の泰斗が近未来シナリオを描く。
内容説明
未来は占うものではなく、私たちがどのように関わり、何をどう選択するかによって決まる―。人口、食料、エネルギー、資源、成長率などの公的予測をもとに、世界ガバナンスのシナリオ、資本主義の変容、ポストグローバル化のゆくえまで、2030年の世界像を深掘りする。
目次
はじめに―二一世紀の未来論と人びとの選択
第1章 なぜ今、未来論なのか?
第2章 高齢化が世界を覆う―人口と食料バランスのゆくえ
第3章 エネルギー・資源・コモンズ―争奪戦か持続可能な発展か
第4章 近代世界システムの変容―資本主義はどこへ向かうのか
第5章 世界ガバナンスはどう転換するか?
第6章 グローバリゼーションの終焉か、国家の再君臨か
結びに―二〇三〇年の世界を展望する
著者等紹介
西川潤[ニシカワジュン]
経済学者。早稲田大学名誉教授。1936年台湾台北市に生まれる。早稲田大学政治経済学部及びパリ大学高等学術研究院卒。早稲田大学政経学部で長年経済学史、開発経済学等の科目を担当。南北問題、開発援助、社会経済等の理論研究に取り組む。国連研修所(NY)の特別研究員を務め、パリ第一大学、北京大学等海外の大学で客員教授として教えた。97年には早稲田大学理事として、同大最初の独立大学院アジア太平洋研究科を立ち上げた。国際開発学会・日本平和学会等の理事・会長を歴任。主な著書に『人間のための経済学』(岩波書店、国際開発・大来佐武郎賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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