出版社内容情報
「ずつ」と「それぞれ」はどう違う? %の本当の意味は? 学校では教えてくれない算数の知識に隠された論理思考をおもしろく解説。
内容説明
「平均」には3種類の意味がある?大学教授もまちがえる「以上、以下、未満」の用法とは?―物事を「考える」とは、言葉を使って論理を展開すること。言葉を正しく知り、「算数的論理思考」で考えれば、日常の問題は、もっと正しく、深く、賢く解決できます。となりの人に差をつけるスマートな頭の使い方を、人気数学教授がやさしく解説。
目次
1 数え方を知っているとこんなに差がつく!(割り算は使える―AKB48グループの「2カ月で7人卒業」は多過ぎか;その平均、どの平均? ほか)
2 三脚とテーブルどっちが安定?(最下層のセンターの負担は100kg!―組み体操で理解する力の和;文字と記号―筆記体知らずの思わぬ事態 ほか)
3 言葉の使い方で頭の良さが分かる?(「例えば」には4つの用法がある;説得力の源―いろいろな型がある「三段論法」 ほか)
4 意外とてこずる割合の理解!(「元にする量と比べられる量」はなぜ苦手になるのか;「比べる」という発想―「%」の意味が分からないから、当然「定価×1.08」も分からない ほか)
著者等紹介
芳沢光雄[ヨシザワミツオ]
1953年東京生まれ。東京理科大学理学部教授(理学研究科教授)を経て、桜美林大学リベラルアーツ学群教授(桜美林大学学長特別補佐)。同志社大学理工学部数理システム学科講師も兼務。理学博士。専門は数学・数学教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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