日経プレミアシリーズ<br> 世界経済まさかの時代

電子版価格
¥935
  • 電子版あり

日経プレミアシリーズ
世界経済まさかの時代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532263225
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C1233

出版社内容情報

本当の危機はこれからか? EU離脱ショックはどう波及? 大統領選挙後の米国は? 日本の打開策は?世界経済大乱第2弾。坂には3つある。「上り坂」と「下り坂」、そして「まさか」だ--。こう述べたのは小泉純一郎元首相。
国境を越えてヒト、モノ、カネが自由に行き来する、グローバリゼーションの夢は、いま大きな曲が
り角に差しかかっています。経済成長は鈍化し、貿易は足踏みを続けています。経済成長を促すは
ずの生産性の伸びは停滞、ちょっとしたショックで経済は下振れしやすいのに、政策の足並みは
そろいません。我が国は不確実性がますます高まる世界で、どのような活路を求めていけばよいのでしょうか?
本書は日本を取り巻く経済問題について、政治や社会のうねりも見定めながら、腑分けしようとするもの。
前著『世界経済大乱』から半年間に起きた様々な出来事を、事実とデータに基づいて分析し、次の展
開の見取り図を示します。

第1章 「Brexit」から始まるまさか

第2章 「ヘリマネ狂想曲」のまさか

第3章 「中国の脅威」のまさか

第4章 「脱グローバル化」のまさか

第5章 「課題先進国・日本」のまさか

滝田 洋一[タキタヨウイチ]
日本経済新聞編集委員
81年慶応大学大学院卒。同年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ支局、経済部編集委員、論説副委員長、米州総局編集委員などを経て現職。2008年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。

内容説明

Brexit(英EU離脱)で再びくすぶる欧州銀行危機。なぜ今、尖閣諸島に中国漁船が押し寄せるのか?黒田緩和とヘリコプターマネーの分かれ目。トランプの経済政策とアベノミクスの意外な類似点とは?―。「まさかの事態」が次々と発生する世界を、日経編集委員が読み解く。好評の『世界経済大乱』第2弾。

目次

第1章 「Brexit」から始まるまさか(「まさか」を予感していた麻生財務相;移民統計に過敏に反応した離脱派 ほか)
第2章 「ヘリマネ狂騒曲」のまさか(バーナンキによるヘリコプターマネー政策;中央銀行が「花咲か爺さん」役に ほか)
第3章 「中国の脅威」のまさか(押し寄せる中国漁船、一触即発の尖閣周辺;ハーグの仲裁裁判所で退けられた中国の主張 ほか)
第4章 「脱グローバル化」のまさか(世界経済は縮小、米国経済は堅調;景気刺激に成功したオバマ ほか)
第5章 「課題先進国・日本」のまさか(外れた参院選「9年目のジンクス」;敵を見誤った岡田民進党 ほか)

著者等紹介

滝田洋一[タキタヨウイチ]
日本経済新聞社編集委員。1981年慶応大学大学院卒。同年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ支局、経済部編集委員、論説副委員長、米州総局編集委員などを経て現職。2008年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田中峰和

5
小泉純一郎の名言(迷言)「人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、そして『まさか』」。その「まさか」を世界情勢、国内情勢にあてはめて論を進める。1年前の出版なので、イギリスのEU離脱、トランプの勝利目前など新鮮味に欠けるが、今や、「まさか」というほどの意外性を感じさせない。グローバリゼーションの影響は孤立を許さないようだが、その典型はトランプと金正恩。アメリカ・ファーストは、孤立ではなく、中国との共存、その他諸国への絶対的優位と解釈せざるを得ない。北朝鮮の暴走は「まさか」過ぎて、テーマにならなかったのか。2017/12/01

奈良 楓

5
【〇】新聞だけで学べない話があり、面白かったです。心に残ったのは英国のEU離脱の話。EU参加のコストの高さと不自由さに離脱論が出る理由がわかりました。2017/06/18

5
日経新聞にはチューリヒ支局があるらしい。ヨーロッパの諺に慌てて結婚、ゆっくり後悔というのがあるが、今のEU残留・離脱を巡る投票がこれにあたったとしている。JETROの作成図表を久々に見た。Brexitの波及経路は英国の国民投票からEUの分離派の勢力拡大で中国が対欧輸出減少に伴って日本の輸出下押しによる景気悪化があり、これを為替市場では英ポンド安・ユーロ安・人民元安・円高圧力になっている。ヘリコプターマネーという言葉を知らなかった。まだまだデータから見る力が弱いと実感した。2016/10/29

shokeirei

3
著者はトランプ大統領を予測していたのだろうか⁉2017/01/09

りうかん

2
世界の出来事を経済の面から読み解く本。何故あの時、あの人はこういう風にしたのか、を経済面から解説している。視点を変えると見方も変わる。著者はトランプ大統領の人気の原因とクリントン氏がいまいち人気が出ない理由を分析していたが・・・。2017/05/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11204040
  • ご注意事項

最近チェックした商品