出版社内容情報
本当の危機はこれからか? EU離脱ショックはどう波及? 大統領選挙後の米国は? 日本の打開策は?世界経済大乱第2弾。坂には3つある。「上り坂」と「下り坂」、そして「まさか」だ--。こう述べたのは小泉純一郎元首相。
国境を越えてヒト、モノ、カネが自由に行き来する、グローバリゼーションの夢は、いま大きな曲が
り角に差しかかっています。経済成長は鈍化し、貿易は足踏みを続けています。経済成長を促すは
ずの生産性の伸びは停滞、ちょっとしたショックで経済は下振れしやすいのに、政策の足並みは
そろいません。我が国は不確実性がますます高まる世界で、どのような活路を求めていけばよいのでしょうか?
本書は日本を取り巻く経済問題について、政治や社会のうねりも見定めながら、腑分けしようとするもの。
前著『世界経済大乱』から半年間に起きた様々な出来事を、事実とデータに基づいて分析し、次の展
開の見取り図を示します。
第1章 「Brexit」から始まるまさか
第2章 「ヘリマネ狂想曲」のまさか
第3章 「中国の脅威」のまさか
第4章 「脱グローバル化」のまさか
第5章 「課題先進国・日本」のまさか
滝田 洋一[タキタヨウイチ]
日本経済新聞編集委員
81年慶応大学大学院卒。同年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ支局、経済部編集委員、論説副委員長、米州総局編集委員などを経て現職。2008年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。
内容説明
Brexit(英EU離脱)で再びくすぶる欧州銀行危機。なぜ今、尖閣諸島に中国漁船が押し寄せるのか?黒田緩和とヘリコプターマネーの分かれ目。トランプの経済政策とアベノミクスの意外な類似点とは?―。「まさかの事態」が次々と発生する世界を、日経編集委員が読み解く。好評の『世界経済大乱』第2弾。
目次
第1章 「Brexit」から始まるまさか(「まさか」を予感していた麻生財務相;移民統計に過敏に反応した離脱派 ほか)
第2章 「ヘリマネ狂騒曲」のまさか(バーナンキによるヘリコプターマネー政策;中央銀行が「花咲か爺さん」役に ほか)
第3章 「中国の脅威」のまさか(押し寄せる中国漁船、一触即発の尖閣周辺;ハーグの仲裁裁判所で退けられた中国の主張 ほか)
第4章 「脱グローバル化」のまさか(世界経済は縮小、米国経済は堅調;景気刺激に成功したオバマ ほか)
第5章 「課題先進国・日本」のまさか(外れた参院選「9年目のジンクス」;敵を見誤った岡田民進党 ほか)
著者等紹介
滝田洋一[タキタヨウイチ]
日本経済新聞社編集委員。1981年慶応大学大学院卒。同年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ支局、経済部編集委員、論説副委員長、米州総局編集委員などを経て現職。2008年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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奈良 楓
葉
shokeirei
りうかん