日経プレミアシリーズ<br> 世界の軍事情勢と日本の危機

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日経プレミアシリーズ
世界の軍事情勢と日本の危機

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  • サイズ B40判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532262914
  • NDC分類 392
  • Cコード C1231

出版社内容情報

安保法案で揺れる日本。なぜいま見直しが必要なのか。地政学上の問題、軍事面の変化など、最新の情報を交え日本の安全を問う。

内容説明

20XX年、複合戦に日本が沈む―。周辺国や過激派組織が国際秩序のルール変更に挑み、戦争の形態も激変しつつある現在、我々は安全保障体制の弱点を修正できずにいる。いま世界で何が起こり、どんな脅威があり、日本人の命をどう守るべきなのか。現実的かつ骨太の軍事・安保論が登場。

目次

第1章 近未来シナリオ―20XX年、複合戦に沈む日本(最悪の事態―20XX年の近未来シナリオ;シナリオの要素はすべて存在する現在の国際社会―解説)
第2章 民主主義諸国VS強権国家VS過激派組織―三つ巴の国際社会(強権体制諸国―弱さゆえの焦りにかられる既存秩序への挑戦者;イスラム過激派―「テロ新次元」をもたらした攪乱アクター ほか)
第3章 複合戦時代のゲーム・チェンジャー(核兵器―ゲーム・チェンジャー1;生物兵器―ゲーム・チェンジャー2 ほか)
第4章 日本の安全保障 10の死角(複合戦に弱い「縦割り安保」―死角1;テロに対処する「現場指揮官」の不在―死角2 ほか)
第5章 複合戦時代の日本の安全保障 10の改善策(「縦割り・多層構造」の弱さを補う―対策1;「事態ベースの統一戦略」の構築と「統一指揮官」の育成―対策2 ほか)

著者等紹介

高坂哲郎[コウサカテツロウ]
日本経済新聞編集委員。1966年生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒。1990年、日本経済新聞社入社。国際部、政治部、証券部、ウィーン支局長、国際部次長を経て2011年編集委員。2012年より東北大学大学院非常勤講師を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モモのすけ

8
第1章「近未来シナリオ」のようにならないことを願う。それには「国民自身が安全保障に『当事者意識』を持つこと」が必要か。「国民安全省」はいいアイデア。2015/10/24

jiangkou

7
日本を取巻く安保情勢特に日中米露のバランスを見据え安保の考え方、必要な政府機構、自衛隊の活用について著者の意見を開陳したもの。面白かったのは自衛隊は対中で質で勝ってもミサイル、戦闘機の量的飽和で負ける、そもそもクリミアのような非正規軍侵攻をされれば負けるといった話。どうしても正規軍のバランスを考えてしまうが死角が大きいことを認識した。考察自体は新聞記者らしく、総論、概論が先行し専門的な裏付けは無し。コラム的に読むのは面白い。2018/09/02

A.G

4
トランプ政権誕生により「終末時計」が残り2分30秒となった。実際、シリアでの化学兵器の使用、アメリカによる爆撃、米ロ対立の深刻化、北朝鮮の挑発行為などキナ臭い雰囲気が世界に漂っている。このような情勢の中、日本人はのんきすぎるのではなかろうか。もし中国に複合戦を仕掛けられたら、日本はたちまち占領されてしまうという筆者の意見に深く共感した。もちろん平和が一番なのは言うまでもない。しかし、平和は「一国で成せるものではない」ということを胸に刻むべきだろう。自分の身は自分で守るしかない時代が到来したのかもしれない。2017/04/16

古本虫がさまよう

3
沖縄は「琉球人民共和国」として日本から独立するものの、時をおかずにして「琉球人民共和国」の要請という形で、中国への併合が決定される。少なくない日本人住民が中国大陸に強制移住させられ、沖縄は中国共産党エリートたちの保養先となる。移設が進んでいなかった普天間基地は、中国軍の航空基地となり引き続き使用されることになる。 「かつて沖縄で米軍基地反対闘争を繰り広げていた本土出身の運動家の男性は、強制移住先の中国西部新疆ウイグル自治区で『こんなはずじゃなかったのに』と悔し涙を浮かべていた」。ありうるシナリオ。2020/03/18

はる

2
ちょっと偏った見方なのか、それとも信憑性の高い情報としてとらえるべきか。現在の世界情勢を見ている限り、なきにしもあらずなのかな。2016/04/14

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