日経プレミアシリーズ<br> 大格差社会アメリカの資本主義

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日経プレミアシリーズ
大格差社会アメリカの資本主義

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  • サイズ B40判/ページ数 225p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532262907
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C1233

内容説明

2015年、ピケティ『21世紀の資本』がアメリカで特異な論争を巻き起こした。その背景にあるのは、日本とは比較にならないほどの「大格差」である―10年以上の在米経験を持ち、リーマン・ブラザーズに勤務、ウォール・ストリートを内部から知る著者が、知られざる現代アメリカの格差社会の深層とその行方を探る。

目次

第1章 現代アメリカのお金持ち
第2章 ウォール・ストリートという社会
第3章 リーマン・ブラザーズの内実
第4章 「格差」より「自由」を求めるアメリカ
第5章 格差は固定化されるか
第6章 格差をいかに解消するか
第7章 アメリカ「大格差社会」の行方

著者等紹介

吉松崇[ヨシマツタカシ]
経済金融アナリスト。1951年生まれ。東京大学教養学部卒業。シカゴ大学経営大学院修了。日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)、リーマン・ブラザーズ等で企業金融と資本市場業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

41
格差拡大原因は資本所得の格差拡大だけでなく、労働所得の格差拡大。ピケティも容認(41頁)。08年金融危機の最もわかりやすい戦犯はディック・ファルド(120頁)。子どもを学校に行かせずに、すべての教育を自分が選んだ家庭教師に託す人もいる。貴族でないジョージ・ワシントンやベンジャミン・フランクリンも公教育受けず。これがアメリカの理想なのかもしれない(150頁)。ピケティもコーエンも将来、格差が拡大するという暗い未来を共有するも、ピケティは原因を資本所有格差に、コーエンは労働者の能力の格差に求める(160頁)。2016/02/23

ウラー

3
ピケティ批判は「格差拡大の原因は資本所得の格差ではなく労働所得の格差」というもので目新しさはないが、著者自身がリーマンに在籍した経験がある金融畑の人間で、比較的高給取りだったので説得力がある。インサイダーらしい、リーマンブラザーズを破綻させた独裁的な体質とか、ウォール街で流行っているブティック(株式を発行せず自己資金で、気心の知れた仲間と立ち上げる企業。株主に気を使わなくてよく、面倒かつ非効率な内部監査も必要ないので楽しい)の話とかは面白かった。2016/03/13

abs862618

2
手元にあった本。ピケティ理論やリーマンと関係あった著者ならではのリーマン・ショック考察。今読むには古い部分もあるが、「物事の本質を考え抜いて、その実現がいかに難しそうに見えても、信念を持って主張していくことこそが、社会にとってのアカデミズムの有用性」との言葉が印象的。2020/02/29

スプライト

1
 リーマン時代の経験、アメリカの政治状況、ピケティ批判など。内容が幅広すぎて、各内容が薄い。2016/02/14

sakase

1
大統領選挙は サンダース対トランプになるのか? 金融資本を基盤にするエスタブリッシュメントからの社会転換? リバタリアニズム 自由万歳主義は?2016/01/29

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