内容説明
遺族が困るのは、連絡、お金、手順、処分。バタバタの騒ぎのなかで、知識不足が数々のトラブルを引き起こす。お葬式で後悔しない、させないための「本当の話」満載の1冊。
目次
第1章 そもそもなぜ「葬儀」が必要なのか?(「葬儀」といえば、いま、いくら?;本当は「面倒くさい」が本音? ほか)
第2章 あなたにも起こりうる「後悔する葬儀」(どっちの葬儀がいい葬儀?;葬儀に「納得」ができない理由 ほか)
第3章 本当に遺族が困ること(エンディングノートは「遺族のため」に;遺族が困ることは、この4つ ほか)
第4章 葬儀にまつわるお金の話(葬儀の費用は「おもてなしの費用」と「偲ぶ費用」;正解がないから「プラン」がありがたい! ほか)
第5章 いますぐ決めておくべきこと(お墓の問題その1「早く埋葬しなくちゃ…」;お墓の問題その2「お墓はいろいろ。どうすればいい?」 ほか)
著者等紹介
川上知紀[カワカミトモノリ]
株式会社川上葬祭代表取締役。お葬式無料情報センター代表。大学卒業後、実家である川上葬祭入社。業歴130年以上の老舗五代目として業界内外への情報発信が注目され、売込みが一切ない「無料お葬式講座」がメディアでも話題となる。直葬から4000人規模の葬儀まで、手がけた葬儀は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
23
葬儀にどんな意義を求めるかということがある(21頁)。遺体は火葬場で火葬、遺骨は勝手に処分してはいけない(38頁)。家族葬は人数限定、呼んでない人は来るな(69頁)。良い葬儀社の資質とは、突き詰めれば遺族に対する姿勢(88頁)。そして、突き詰めれば良い社員がいる葬儀社(93頁)。葬儀後の手順は、遺族のみで行わなければなりません(125頁)。おもてなしの費用とは、文字どおり葬儀に来てくれた参列者をおもてなしするための費用(136頁)。何よりも、お金のことで人はもめやすいということを覚悟(159頁)。2015/01/27
えっくん
22
★★★☆☆最近、葬儀に何度か参列する機会があり葬儀社との関わり方を痛感した本でした。「葬儀とは準備しておくものではなく、決めるべきことを決めておくものだ」という葬儀社を経営する著者の言葉が印象的でした。一般葬か家族葬にするのか、参列者への料理やお礼の品となるおもてなしの費用、祭壇や生花、会場使用料などの故人を偲ぶための費用など何を優先させるのかイザという時に慌てないよう確認しておきたいものです。葬儀業界は葬儀費用を上げるため、祭壇は男性、料理は女性に決めさせるというのも遺族側の心理を突いたうまい手法です。2017/10/13
Shimaneko
15
さほど期待してなかったわりに、この手のハウツー新書としては出色の出来。いろいろ、かなり勉強になった。事前相談してみよっかな、という気になったし。6年前の姉のお葬式が義兄の意向で自分的にはかなり不本意だっただけに、同じ轍は踏むまいと思う今日この頃。遺族ってひとりじゃないから難しいよね。2015/09/11
ヨハネス
8
葬儀を経験した後で読んだから納得部分が多かったです。未経験者が読んだらどうだろう。葬儀にあたり困ること1誰に連絡するか2お金3手順4処分と整理されています。これは生きているうちにいわゆるエンディングノートに書くべきことにも通じます。お金をかけられない場合の「直葬」の説明が詳しくて良いと思います。お墓を処分する「墓じまい」について、お寺が「離檀料」数百万を要求してくることがあるとはお気の毒。 2016/10/20
MILKy
7
【売】本当にイザという時に備え、オススメ出来る本。葬儀社の方が書く本だけど、善良な方かと思います。ただイザが起こる前にはやはり縁起でもないと読みにくいモノでもあるだろうけど。実際、近親の不幸を一通り経験して今だから読めた。我が家は偶々近所の葬儀社が大手で芸能人もよく利用するような名の知れたところだったので悪徳業者ではなかったようだけど。ほぼ善良に対応してもらえたかと。ただ葬儀後も色々サポートしてくれるのはよいけど、お世話な部分も正直チラホラ…うちの宗旨ではないのに位牌は絶対必要と言われたりね(^_^;)2016/03/24
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