内容説明
組織のなかで、減点されずに生き残るには、仕事から逃げ、責任を負わないのが得策です。その見本となるのが「お役所しごと」…。顧客軽視、無責任、コスト意識ゼロの仕事は、どうやって発生するのか、どうすれば直せるのか。スルー社員が増殖していく多くの現場を見てきた会計士が、皮肉をまじえてわかりやすく説きます。
目次
第1章 組織は効率よりも大きさが大切(外注をなくせば、組織は「成長」する;社員が30人集まると「お役所しごと」を始める ほか)
第2章 顧客を正しく待たせる法(免許更新の待ち時間がラッキーだった話;顧客を待たせてもストレスを与えない工夫 ほか)
第3章 責任を取らされない働き方(ビジネスの基本は総論賛成、各論反対;「面倒だからイヤ」な仕事はどうするのか ほか)
第4章 決められた予算は使い切る(日本国は倒産企業です;借金を返すための「打ち出の小槌」はない ほか)
第5章 日本の組織は「バか殿構造」(お役所で意思決定をする人は市長や知事だけ;3人の意見は3時間ぶんの価値しかない ほか)
著者等紹介
山田咲道[ヤマダサクミチ]
公認会計士・税理士。昭和39年山梨県生まれ。昭和61年筑波大学卒業。翌年公認会計士試験合格後、監査法人トーマツ勤務。平成5年エース会計事務所開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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slowlifer
9
民間企業を含め、いわゆるお役所仕事的な弊害の指摘本で、役所批判ではない。それより、日本の公的債務1000兆円。歳入50兆円、歳出96兆円。現状では収入の20倍の借金があり、しかも毎年50兆円ずつ借金をしている。好景気になると、資金需要が増加し金利が上昇することでパンク?現状は国債バブル?なので金利は低い状態。国債に見切りをつけられ暴落すると、金利が上昇してやはりパンク?なんともやりきれない気持ちになる。/失敗は失敗ではない。成功は成功ではない。死は死ではない。生は生ではない。という含蓄ある言葉に感激!!2015/06/28
takao
2
ふむ2023/01/04
らとつん
2
毎日公務員として1つの起案書を通すのに何日もかかる実態を痛感しているだけに耳が痛い。 でもさ、うちの組織はトップが忙し過ぎでいつも不在。 判子貰おうとしても数日待たされる事もザラ…。 役所の中の職員だってホントはそんなペースにウンザリしているんです。 2013/04/20
tegege
1
まあ、軽い内容の無駄仕事の批判。ぱらっと見るのにいいかな。2013/05/14
ぷりん
1
お役所にからめた話ではあるが、今までによくある一般論。ハッとするような、特に印象に残るものではない。2013/03/17
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- 和書
- ろってちゃん