日経プレミアシリーズ
「30分遅れます」は何分待つの?経済学

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  • サイズ B40判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532261801
  • NDC分類 331
  • Cコード C1233

内容説明

人はなぜマリッジブルーに陥るのか?「30分遅れる」という人が30分後に来ないのはなぜ?「データ重視派」のビジネスパーソンはなぜ成功しない?悪い予感ほど当たりやすい気がするのはどうして?―ごくごく身近な事例から経済学のエッセンスをやさしく解説、仕事や生活のちょっとした悩み解決に経済学的思考を生かすヒントを教えます。

目次

「30分遅れます」と連絡が入ったとき、こちらは何分待つ準備をするべきか―時間管理の問題と乗数効果
なぜ編集者の机はたいてい散らかっているのか―捨てられない心理と「不確実性」
なぜ人は結婚前に「マリッジブルー」にかかってしまうのか―失う価値の恐れに関するいくつかの理論
データの数字を重視しすぎる人はなぜ失敗するか―「ラストストロー現象」と「生存バイアス」など
悪い予感ほど当たりやすい気がするのは気のせいか―「予想の自己就成」と「合格の誤謬」
なぜGoogleを凌駕する検索技術がなかなか出てこないのか―「数が力になる」か、「力が数になる」か
人間は相手の何手先まで読めるのか(読むべきか)―理論値の限界と実験経済学
ネットオークションに出品しても思ったより高い値段がつかないのはなぜか―期待値とプレミアム
ゲノム解析が進みすぎると医療保険は破綻する?―「大数の法則」と「逆選択」
姪のわがままにはどのくらい応えてもいいか―動学的不整合性とゲーム理論的戦略
カリフォルニアロールは「お寿司」といえるか―グローバル化と「グローバル・スタンダード」の違い
デフレはなぜここまで嫌われるのか―貨幣価値と「流動性の罠」

著者等紹介

佐々木一寿[ササキカズトシ]
コラムニスト、作家、サイエンス・ライター。横浜国立大学経済学部国際経済学科卒業、経済系・報道系の記者・編集者を経て、現在はビジネス・スクールに在籍、研究員、出版局編集委員としての著作も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

6
未来を正しく予想することは難しい。人は基本的に楽観的な生き物であり、その楽観を元にして予測を立てる。だからこそ相手の将来に関する言葉はある程度割り引いて評価することで実態に即したものとなる。どのくらい割り引くのが妥当なのかは計算によってある程度までは予測することもできる。2017/04/30

きみたけ

4
日常のふとした出来事や普段の行動で感じたことを、経済学のモデルや方法論を用いて、かつとてもわかりやすく説明しています。著者は経済学部の教授かな?と思いきや、元記者・編集者の方で経済学が趣味だそうです😅 お馴染みのマーフィーの法則や、なぜ買うものは決まっているのに他人の意見をきくのかといった行動心理的な記載もあってとても面白いです。個人的には、人間は相手の何手先を読むか「先読み度」のところが一番なるほど!と思いました。2020/10/10

カエル子

1
新書ですしね。読みやすくまとめた感じでよろしいのではないかと思います。読みやすくは書かれているのですが、やはりもともと経済学が苦手というか好きになれないという先入観が邪魔をしまして、楽しめはしませんでした。苦手なものは苦手。2014/11/10

FlowerLounge

1
内容はじゃっかん食い足りないけど、新書なら仕方ないでしょう。文章にやたらカッコ書きが多い(しかもカッコ書きの内容は無理におもしろくしようとしている感じの蛇足が多い)のが気になって読み進めにくかった。☆32014/03/18

旅猫

1
わかりやすい経済学的思考の手引書。中身もさることながら「あとがき」の「趣味は主に経済学」というところが、目から鱗。そうか、趣味という手があったのかと。2013/11/18

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