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日経プレミアシリーズ
いま中国人は何を考えているのか

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  • サイズ B40判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532261511
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C1236

内容説明

日本人が抱く中国人のイメージは、その実像と大きくかけ離れる。「なぜスタバにショートサイズがないのか」「反日デモをする本当の理由とは」…。日中をまたにかけ活躍する著者が、現地での実体験から、中国人の意外な国民性、ものの考え方を詳しく紹介する。

目次

第1章 日本人があまり知らない中国人マインド(見栄を大切にする中国、実利を取る日本―スタバでわかる日中の違い;一大イベントは「ガス抜き」効果?;日本に来ると軍国主義でない姿に驚く;中国人にはなかなか理解されない「個人の見解」)
第2章 確実に育ちつつある市民革命の萌芽(中国高速鉄道衝突事故―人民が週刊誌の記者のように;「ネット版天安門事件」を恐れる中国―次々と削除されたブログと掲示板;四つの機関がネットを監視―検閲強化で激減したネット利用;ネットユーザー実名登録制;劉暁波ノーベル平和賞獲得は中国民主化を促すか?;ネットとマスコミではこんなにも違う―毒ギョーザ事件に中国国民はどう反応したか?)
第3章 実はとても日本が気になる中国人(日本の首相がころころ替わるのはなぜ?―高校生がつぶやいた一言;民主主義は国を成長させたのか?;国際社会から「同情」される海洋国家日本の外交;あるときは大国、あるときは新興国―中国が陥るダブルスタンダードというジレンマ;他山の石とする中国のしたたかさ―トヨタのリコールへの対応に学ぶ)
第4章 世界第2位経済国の自信と苦悩(舞い上がる中国―独自の体制に自信を持つ国;北京事務所撤退の大号令―中央のご機嫌取りに躍起な地方機関;対日デモは中国にとって痛手だった;中国での評論4カ条―中国漁船衝突事件後に陥った無力感)
第5章 歩いてみてわかる中国の真実(貧しさから信仰も放棄せざるを得ないチベット;自分の言葉を話さなくなった人もいるチベット;「第二のハワイ」不動産バブルに注目―海南島三亜を歩く;「世界の工場」からの脱却を試みる動き―中国で一番物価の高い町、東莞を歩く;給料増への活動に励む出稼ぎ労働者たち―河南省鄭州を歩く;内陸でも労働者の権利意識が高まってきた)

著者等紹介

加藤嘉一[カトウヨシカズ]
英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト。北京大学研究員、慶応義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。北京大学国際関係学院大学院修士課程修了。年間300以上の取材を受け、200本以上のコラムを書き、100以上の講義をする。中国版ツイッター(新浪微博)フォロワー数は100万以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

35
初読。2014年914冊め。リップサービスと思うような箇所もあるが、同年代の人が異国でこうして見聞を広めていると考えると、自分もぼんやりしていられないと思う。2012年の本なので時事関係はもう古い印象。2014/10/26

AKIKO-WILL

16
前にテレビに出ていた著者!日本ではあまり知られてないけど中国では有名人でたくさんの中国関連の本を出している加藤嘉一さん!7年も中国に住み、色んな部分を見て来た著者が語る中国人とは?チベット問題や反日デモ、毒ギョーザ事件など話題に上がった項目もあり、何となくだけど、理解できました。中国ではスタバにショートサイズがないとかサッカーで熱くなるとか政治以外の部分も知れて良かったです。2014/02/11

Humbaba

16
中国は非常に大きな国である.そのため,その実情も一枚岩とは成り得ない.統治する側としても,うまくガス抜きをすることが求められる.面子を重んじる国であるからこそ,それを尊重しながら付き合っていくことが必要になる.2013/04/14

onasu

14
中国という国を覗いてみるに好著でした。図書館予約で少し時期を逸しましたが、隣国との関係を改めて考えてみる、いい材料になりました。  冒頭、中国での人付き合いでは面子が重んじられる、という彼岸の違いが好例です。本邦のお中元の元であろう中秋節。贈答品の月餅は、より高額なものほど面子が立つとか。  北京在住6年の著者の日中どちらに偏るでなく、あくまでより良い関係を築こうとする視点。ナショナリズムの声は国内の対立を遠ざけ、威勢はいいですが、13億人の国は奥深い。決めつけだけで分かった気になるのは避けましょう。2013/05/11

こばきよ

14
最近の中国で最も有名な日本人とも言われている加藤氏による、中国の内側から日本人が見る中国とはどんなものか興味があり読んでみた。どうしても尖閣問題や対日デモ等から悪印象を持ちがちだが、あくまでそれは中国人大多数が日本を敵視しているわけではなく、様々な考えをもっている人が多種多様にいる国なんだと認識できた。戦略的互恵なんて言葉があるけど共通の利益、違い、過去等を踏まえて共存していくことなのだろう。行ったこともないのに先入観を持っていることに注意。2013/01/06

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