内容説明
日本人が抱く中国人のイメージは、その実像と大きくかけ離れる。「なぜスタバにショートサイズがないのか」「反日デモをする本当の理由とは」…。日中をまたにかけ活躍する著者が、現地での実体験から、中国人の意外な国民性、ものの考え方を詳しく紹介する。
目次
第1章 日本人があまり知らない中国人マインド(見栄を大切にする中国、実利を取る日本―スタバでわかる日中の違い;一大イベントは「ガス抜き」効果?;日本に来ると軍国主義でない姿に驚く;中国人にはなかなか理解されない「個人の見解」)
第2章 確実に育ちつつある市民革命の萌芽(中国高速鉄道衝突事故―人民が週刊誌の記者のように;「ネット版天安門事件」を恐れる中国―次々と削除されたブログと掲示板;四つの機関がネットを監視―検閲強化で激減したネット利用;ネットユーザー実名登録制;劉暁波ノーベル平和賞獲得は中国民主化を促すか?;ネットとマスコミではこんなにも違う―毒ギョーザ事件に中国国民はどう反応したか?)
第3章 実はとても日本が気になる中国人(日本の首相がころころ替わるのはなぜ?―高校生がつぶやいた一言;民主主義は国を成長させたのか?;国際社会から「同情」される海洋国家日本の外交;あるときは大国、あるときは新興国―中国が陥るダブルスタンダードというジレンマ;他山の石とする中国のしたたかさ―トヨタのリコールへの対応に学ぶ)
第4章 世界第2位経済国の自信と苦悩(舞い上がる中国―独自の体制に自信を持つ国;北京事務所撤退の大号令―中央のご機嫌取りに躍起な地方機関;対日デモは中国にとって痛手だった;中国での評論4カ条―中国漁船衝突事件後に陥った無力感)
第5章 歩いてみてわかる中国の真実(貧しさから信仰も放棄せざるを得ないチベット;自分の言葉を話さなくなった人もいるチベット;「第二のハワイ」不動産バブルに注目―海南島三亜を歩く;「世界の工場」からの脱却を試みる動き―中国で一番物価の高い町、東莞を歩く;給料増への活動に励む出稼ぎ労働者たち―河南省鄭州を歩く;内陸でも労働者の権利意識が高まってきた)
著者等紹介
加藤嘉一[カトウヨシカズ]
英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト。北京大学研究員、慶応義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。北京大学国際関係学院大学院修士課程修了。年間300以上の取材を受け、200本以上のコラムを書き、100以上の講義をする。中国版ツイッター(新浪微博)フォロワー数は100万以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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