内容説明
ＥＳ、ＳＰＩ２、ゴウセツ、ガクチカ、サイレントお祈り―。親世代とはまったく異なる、今どきの「シュウカツ」を日経ウーマン編集長が徹底取材！就活生の親として内定まで４４４日を過ごした著者が、これだけは知っておきたいこと、どう子どもにかかわるべきかなど、就職大困難時代の乗り切り方を伝える。
目次
はじめに―平成のシュウカツに衝撃を受けて
第１章 内定まで４４４日かかった我が家の実態
第２章 親世代の常識は通用しない、こんなに違うシュウカツ事情
第３章 就活のために親がすべきこと・してはいけないこと
第４章 満足のいく就活をするために学生がやるべきこと
第５章 女子学生とその親たちに伝えたいこと
第６章 「子どものシュウカツ」のその先にあるもの
おわりに―「働く」ということ
著者等紹介
麓幸子［フモトサチコ］
日経ウーマン編集長、１９６２年秋田県生まれ。筑波大学卒業。８４年に日経ホーム出版社（現・日経ＢＰ社）入社。８８年「日経ウーマン」創刊に携わる。以降、主婦向け月刊誌「ショッピング」、「グッドハウスキーピング日本版」、エコロジー雑誌「日経エコ２１」、日経ウーマン別冊「ココカラ」編集部等を経て、０３年より「日経ウーマン」編集部に異動。０６年より現職。０９年より日経ウーマンオンライン編集長も兼務。一男一女の母でもある。筑波大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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プラス３
2
迷える子羊(就活生)の親として１冊目ぐらいに読む本かな。就活生ならとりあえず「コレ読んどいて」と渡して、自分は『くたばれ！就職氷河期』と『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』でも読みましょう。一番最後の就活生のエピソードはきつかった。それとカバーイラストｗ。2013/01/03
ひだり
1
「親向け就活本」の先駆け。今から10年前の本ですが、始めて読みました。 日本の学生は大人しく安定思考、海外の学生は人生の明確なビジョンを持ちどんな環境でも生きていけるタフさがある。 大学生が増え、企業の正規採用が大きく減って、大卒＝大手企業の正社員という方程式は崩れている。親が昭和の価値観を捨て、働くことの本質を伝えられるか？ さすが日経ウーマン編集長。読むのを躊躇っていた自分が恥ずかしい。取材とデータに裏打ちされた、それでいて人間味のある文体。やっぱり憧れます。親も、就職活動中の学生さんにもおすすめ。
みやちゃん
1
小生も大学１年、高校２年の子供がいます。なるほど、私の時代とはこうも違うのか、と実感。紹介されていたガイアの夜明け（就活）もネットで視聴しました。自立するためには働くことが必要。その働く場所は自分を成長させ、やり甲斐も感じられ、処遇も良く、出世もできる・・・いやいや、そんな何でもありの会社があるはずもない。これから来る子供たちの就活に臨むにあたって良い一冊でした。ただし、苦言も呈したい。日経の宣伝しすぎ。日経らしいな、高慢。2013/11/06
りい
1
「親がいかに昭和的価値観を捨てられるかが、就活のポイントになります」との言葉に耳が痛かった。確かに、昭和の価値観を子供に語るときがある。子供の通う大学の保証人会でも、「時代は大きく変わっています。親世代の昭和の価値観を子供に押し付けないように」と就職課からのお話があったっけ。自分たちの大学生だった当時と今現在大学生の子供、本当に大きく変わってしまった社会、時代の流れをもっと感じなくてはと思わせてくれた本です。2013/02/09
くらーく
0
著者が日経ウーマンの編集長なので、親としての体験談に絡めつつ、日経のおすすめなどもチラホラと。 まあ、実は就職先には関係ない「成功する人」の共通項なんて書いちゃって、就職本としてはちゃぶ台返しみたいな事も書いてあるし。ノウハウ本のようであり、エッセイのようであり。 最後の方のHさんの娘Kさんのエピソードは、肝に銘じておかないと。ここにこそ親の存在意義があると思う。 しかし、日本はここまで若者に厳しい国だっただろうか。年寄りは若者を慈しみ自ら身を引くものだったと思うがな。2017/09/30
