内容説明
日本の株式市場で最大シェア(売買比率60%超)を占める外国人投資家。彼らは何を基準に日本株を売買し、何を待っているのか?最近の売買動向や注目している業種・銘柄、日本の政治、経済、産業を見る視点を分析し、一〇〇以上の外国人投資家の素顔を紹介。人気ストラテジストが日本株、そして日本経済復活の処方箋を提言する。
目次
第1部(外国人次第の日本株式市場)
第2部(外国人投資家が見る日本の政治・経済の課題;外国人投資家による日本の産業の評価;外国人投資家が重視するアジアとの関係;コーポレート・ガバナンスとM&A)
第3部(外国人投資家の紹介)
著者等紹介
菊地正俊[キクチマサトシ]
メリルリンチ日本証券調査部チーフ株式ストラテジスト、マネージング・ディレクター。1986年東京大学農学部卒業後、大和証券入社。大和総研投資調査部などを経て、2000年より現職。1991年米国コーネル大学よりMBA。インスティチューショナル・インベスター誌ストラテジストランキング2010年1位。日経ヴェリタス・ストラテジストランキング2010年2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nori
2
Nothing worth to read this book written in Nov, 2010. Although I tried to find forecast for 2013, there is only boring report of 2010 from a library. I think that even if it is old writing for stock markets, good books may give people good suggestions. 2013/06/28
Row_the_Punks
2
外国からの日本への投資が減っているという事実と東証の取引の多くが外国人という事実。 著者は、文章力がなく、言いたいことはよくわからない部分が多々有り。2013/05/13
Naota_t
1
2011/08/17 2011/08/17
くらーく
1
第6章は必要なの?まあ、日本企業の経営者は、株主より自分を優先するよな。特に本書で記載されていた長い間社長にいる人の会社などは、ひどいと思うよ。それが普通に思えるから、外国人投資家には不思議なのだろう。2015/01/31
がんぞ
1
東証取引高の半分近く、保有でも半分近くを占めるかもしれないグローバル投資家にとって日本株は《小泉改革》はグローバル化が不徹底で、資本利益率、M&A解禁などがもっと自由化されると期待されていたのに空振りで投資意欲は最低と言う。「たとえば」東日本大震災への対処で株主を優先して収益確保のため不採算部門切捨て=従業員解雇などするのは日本的経営から逸脱した振舞いだろう。《外国人》は《最大多数の最大幸福》を実現する方向に動くのか?資本主義維持に不可欠な技術革新=新商品開発は低賃金の契約社員ができることではないだろうが2011/10/19