出版社内容情報
なぜ神々は傍若無人に振る舞うのか?
信じるだけでは救われないのか?
多神教から一神教、東洋宗教、無神論まで、
神話を切り口に、宗教の歴史と今をやさしく解説。
書き下ろし。
なぜ古代の神々は浮気性で闘争心が強いのか。
全知全能の絶対神はいつどのように生まれたのか。
なぜ神は人間に苦難をもたらすのか。
なぜ東洋では神頼みせず黙々と修行するのか。
なぜ現代に反知性主義が跋扈するのか……
誰かに話したくなる一生ものの教養。
【構成】
序章:神話と宗教の歴史 概観
●PARTⅠ 多神教の神話
1章「英雄の竜退治」神話――スサノヲ、ペルセウス、聖ジョージ
2章「豊穣と冥界下り」神話――ペルセポネ、アドニス、オホゲツヒメ
3章「天界の王権交替」神話――ゼウス王朝、アマテラス王朝
4章「神々の浮気」神話――オリュンポス十二神、ヤチホコの神
5章「苦難の英雄」神話――ヤマトタケル、オイディプス、ヨブ
6章「トリックスター」神話――ヘルメス、ロキ、ワクジュンカガ
●PARTⅡ 一神教の神話
7章「出エジプト」神話――ユダヤ教の起源
8章「天地創造」神話――多神教から一神教へ
9章「アダムとイヴの失楽園」神話――原罪の思想
10章「ノアの洪水」神話――審判の思想
11章「悪魔との闘い」神話――ゾロアスター教と善悪二元論
12章「贖罪のキリスト」神話――キリスト教の起源
13章「神の子イエスの奇跡」神話――四つの福音書
14章「大天使との夜の旅」神話――イスラム教の起源
●PARTⅢ 東洋宗教の神話
15章「シッダールタ王子の精神修行」神話――仏教の起源
16章「久遠のブッダ」神話――大乗仏教:法華信仰
17章「極楽世界への往生」神話――大乗仏教:浄土信仰
18章「曼荼羅のコズミックパワー」神話――大乗仏教:密教
19章「文字では伝わらない」神話――大乗仏教:禅
20章「ヴィシュヌとシヴァ」神話――ヒンドゥー教の世界
21章「祖先と神仙」神話――中国宗教の世界
22章「穢れを祓う大祓」神話――日本宗教の世界
●PARTⅣ 神話と宗教の現代
23章「来世」神話の行方――冥界、天国地獄、輪廻、希薄化
24章「奇跡」神話の行方――自己啓発、反知性主義、無神論
内容説明
なぜ古代の神々は浮気性で闘争心が強いのか。全知全能の絶対神はいつどのように生まれたのか。なぜ神は人間に苦難をもたらすのか。なぜ東洋では神頼みせず黙々と修行するのか。なぜ現代に反知性主義が跋扈するのか…神話を切り口に、宗教の歴史と今をやさしく解説。
目次
神話と宗教の歴史 概観
1 多神教の神話(「英雄の竜退治」神話―スサノヲ、ペルセウス、セント・ジョージ;「豊穣と冥界下り」神話―ペルセポネ、アドニス、オホゲツヒメ ほか)
2 一神教の神話(「出エジプト」神話―ユダヤ教の起源;「天地創造」神話―多神教から一神教へ ほか)
3 東洋宗教の神話(「シッダールタ王子の精神修行」神話―仏教の起源;「久遠のブッダ」神話―大乗仏教:法華信仰 ほか)
4 神話と宗教の現代(「来世」神話の行方―冥界、天国・地獄、輪廻、希薄化;「奇跡」神話の行方―自己啓発、反知性主義、無神論)
著者等紹介
中村圭志[ナカムラケイシ]
宗教研究者、翻訳家、昭和女子大学非常勤講師。1958年北海道小樽市生まれ。北海道大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(宗教学・宗教史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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