出版社内容情報
任せることは、自分のスキルアップにつながる。自分の時間を確保し、部下・後輩を成長させる。働き方改革にもつながる奥義を紹介。
内容説明
任せることは典型的なWIN‐WINだ。先輩・上司は一段上の仕事にシフト・アップできるし、後輩・部下は成長できる。「働き方改革」でさらに求められる、上手な仕事の任せ方を伝授。「ガマンして手を貸さない」「隣を一緒に走る」「締め切りのない仕事に締め切りをつくる」などの手法が満載。管理職&その予備軍必携の書。
目次
0 人は「仕事を任されて」育つ
1 ムリを承知で任せる
2 任せる仕事を見極める
3 任せる。と伝える
4 ギリギリまで力を発揮させる
5 口出しをガマンする
6 定期的にコミュニケーションする
7 仕組みをつくって支援する
著者等紹介
小倉広[オグラヒロシ]
株式会社小倉広事務所代表取締役。大学卒業後リクルート入社。組織人事コンサルティング室課長などを歴任。その後、ベンチャー企業数社の役員、コンサルティング会社社長を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
24
永遠の重要課題。自分でやった方が早い、は病いだと主張した著者。人は任されて育つという立場から、①無理を承知で②見極める③任せると伝える④ギリギリまで⑤口を出さない⑥定期介入⑦仕組みで支援。◉絶えざる微調整よな。「任せすぎると潰れる諸刃の剣」とまず断ってるし、リーダー適性のチェック項目は20もあるし。矛盾するような部分も当然あるので(楽になるよ⇄手間かかるよ。プロとして尊敬⇄初心者コースから始めよ。無理させろ⇄無理を見極めろ)結局、先輩の経験談として耳を傾けるのが吉か。「任せる」の階層構造もあるはずだし。2025/05/05
はとむぎ
10
なかなか良い。よく考えたことが分かる。2025/03/31
ザビ
10
再読。1年前、悲しいくらい読み込めなかった本が今は自然と楽しめたのが何より嬉しい。人は自然と仕事力が上がるのではなく、任されるから力をつける…「僕たち管理者はその環境を"意図的"につくらなければならない」この言葉は深く刺さった。それと「メンバーが主体的にそうしたいと思わない限り、それを強制することは不可能」もそう。メンバーとの信頼関係を築けないとマネジメントは不可能だということ。恥ずかしながら1年前の迷宮は、数字や業績回復ばかりに焦り、メンバーの関心や欲求を聞き取れてなかったの自分自身が原因だ…と。2021/10/18
ザビ
8
いやいや…頭に入ってきませんでした。正直、自分のあまりの出来なさっぷりが強すぎて、そもそも学ぼうとする姿勢になれなかったからだと思う。3年後にもう一度読んでみて感じ方が変わっていたとすれば、そこでようやく意義ある読書になるのかも。「そういやあの時、全く入ってこない本だったよな。今はちょっと変わったのかな…」と。まぁ、今はムリして吸収しなくてもいいじゃないか、と自身に認めてあげたい。2020/10/06
たけはる
2
歳をとって、いつの間にか部下ができて、任せなくてはいけないことが多くなった。でも、その仕事の質に満足できないし、信頼しきれず、どうしてもイライラしてしまう。お前らは何でそんなテキトーなんだ。 そんな毎日。この本で知ったのは、任せる側の心構え。 「教えてない仕事は任せるな」 「作業でなく、責任も任せる」「任せたからには、口出しを我慢する」。 全然実践してないことばっかり。そりゃ、彼らも仕事が出来るようにならないよね。2020/11/01