内容説明
数学科出身のコンサルタント・柴崎智香が転職先のアパレル会社で出会ったのは、経験と勘を頼りに仕事をしている営業部員たち。なかでもリーダーの木村斗真は「数字嫌い」を公言してはばからない。そんなメンバーに智香は…。毎日、目にする仕事の数字を読み解き、使いこなすコツを、「ビジネス数学教育」の第一人者が会話形式でやさしく伝授します。
目次
序章 正反対な2人の出会い
第1章 数字を使って会話できますか?
第2章 「データに困らない時代」に困っていませんか?
第3章 あなたは正しくデータを読んでいますか?
第4章 意思決定に数字を使う本当の理由を知っていますか?
第5章 「分析とは何か」を誤解していませんか?
第6章 エクセルでつくったグラフをそのまま使っていませんか?
終章 数字のチカラが仕事を変える
著者等紹介
深沢真太郎[フカサワシンタロウ]
ビジネス数学教育家。作家。日本大学大学院総合基礎科学研究科修了。理学修士(数学)。国内初のビジネス数学検定1級AAA認定者。予備校講師、外資系企業の管理職などを経て、研修講師として独立。大手コンサルティング企業や教育機関とも提携し、ビジネス界に数学教育を推進(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けん
17
【★★★★☆】数字の捉え方、見せ方がストーリー調でわかりやすく面白い。2020/10/28
tetsubun1000mg
9
仕事で売り上げ、実績等の数字を使う人には分かりやすい解説書。 文字だけだと伝わらない内容を数字と簡単な関数を使うことで、細部・実態が見えるようになる。 予想からデータを活用して予測することで、打つ手がより的確になり担当部署のメンバーも結果に納得ができるようになる。 あるファッション関係の会を舞台として、感覚型の営業部門に数学的な考え方を説明できる女性コンサルタントが入社する。 その営業部門のリーダーを数字を活用できる人材にしていく進行。 物語としても十分楽しめる人物設定になっている。2019/10/28
Mark X Japan
8
仕事をする上で,少しの数学が大きくものを言うことの具体例です。近年,高校数学にデータの分析が入りましたが,このような文系の数学は,ますます必要とされるでしょう。数学を仕事で使いたい人におすすめです。☆:4.52019/09/12
大先生
7
ど文系のための本ですね。ストーリー仕立てになっていて、数学の難しい話はほとんどないので、読むのが苦になりません。数字を使うということが、なんだか分かったような気になれました(笑)決して資料に数字を多用しろということではなく、常に数字を意識しつつ、数字を根拠に何をどうすべきかを「考える」ことが大切ですね。2023/04/05
ともっこ
7
数字を扱う仕事をしているのに数字に弱いということ、理系でなく文系である自分に物凄くコンプレックスを抱き始めていた今日この頃、「数字に強くなりたい!」という漠然とした想いでこの本を買ってみた。本当に読んでよかった。漫画を読んでいるようにサクサク読めて、内容は至って真面目で役に立つ。一番印象に残ったのは、「学生時代の文系・理系は実は関係ない!」、「ビジネスで必要な数字はベーシックでシンプル」だということ。数字を「把握」して仕事に役立てるためにどういった視点を持っていればいいか、少し分かった気がする。2019/12/01




